中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜12月期の東武日光線 (東武動物公園駅~柳生駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.4万円/坪(17.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +6.1%( +3.4万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 202 件(1年前(2021年)に比べて +2.5%( +5件/坪)と僅かに増加しています。)。
平均築年数は 18.8年(昨年 18.7年から +0.4 %増)。平均土地面積は 73.4 坪 (昨年 79.9 坪から -8.1 %減)。平均建物面積は 37.0 坪 (昨年 38.8 坪から -4.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。南栗橋駅、新古河駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは南栗橋駅で昨年に比べ +81.3 %、坪単価は 103 万円/坪となった。
上位 2 駅(南栗橋駅、新古河駅)は +59.2 %(坪単価 +28.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(柳生駅、杉戸高野台駅)は -32.9 %(坪単価 -18.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 30.6 % → 2022年 21.9 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.6 % → 2022年 3.1 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 17.2 % → 2022年 21.9 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 4.6 % → 2022年 3.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった南栗橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 103万円/坪(31.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +81.3%( +46.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 24 件(1年前(2021年)に比べて +380.0%( +19件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった柳生駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.9万円/坪(3.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -32.9%( -5.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
東武日光線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
東武動物公園駅 | 55.6万/坪 (21.6年/70.7坪) | 55.7万/坪 (21.0年/61.4坪) | 54.4万/坪 (16.9年/65.7坪) |
杉戸高野台駅 | 61.9万/坪 (16.8年/105坪) | 92.3万/坪 (10.0年/97.0坪) | 66.2万/坪 (9.3年/82.0坪) |
幸手駅 | 45.9万/坪 (23.4年/72.6坪) | 50.6万/坪 (18.2年/76.0坪) | 52.7万/坪 (19.3年/89.2坪) |
南栗橋駅 | 103万/坪 (6.2年/66.6坪) | 57.0万/坪 (17.5年/86.5坪) | 52.7万/坪 (10.4年/50.5坪) |
栗橋駅 | 61.1万/坪 (12.9年/62.3坪) | 51.3万/坪 (18.4年/71.3坪) | 57.1万/坪 (10.6年/73.9坪) |
新古河駅 | 36.5万/坪 (23.0年/45.8坪) | 26.6万/坪 (25.6年/152坪) | 21.2万/坪 (27.7年/107坪) |
柳生駅 | 11.9万/坪 (38.8年/140坪) | 17.7万/坪 (28.3年/178坪) | 24.4万/坪 (24.8年/125坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
南栗橋駅 103.3 万/坪(昨年同期比 +81.3 %)
南栗橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 103万円/坪(31.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +81.3%( +46.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 24 件(1年前(2021年)に比べて +380.0%( +19件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 6.2年(昨年 17.5年から -64.7 %減)。平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 86.5 坪から -23.1 %減)。平均建物面積は 32.6 坪 (昨年 88.6 坪から -63.2 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 17.5 年 → 2022年 6.2 年、-64.7 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 40.0 % → 2022年 50.0 %)
新古河駅 36.5 万/坪(昨年同期比 +37.1 %)
新古河駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.5万円/坪(11.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +37.1%( +9.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて -46.2%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.0年(昨年 25.6年から -10.3 %減)。平均土地面積は 45.8 坪 (昨年 152.5 坪から -70.0 %減)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 52.5 坪から -48.1 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 25.6 年 → 2022年 23.0 年、-10.3 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 % → 2022年 28.6 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 17.7 分 → 2022年 19.7 分、+11.4 %と増加)
柳生駅 11.9 万/坪(昨年同期比 -32.9 %)
柳生駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.9万円/坪(3.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -32.9%( -5.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 38.8年(昨年 28.3年から +37.0 %増)。平均土地面積は 140.2 坪 (昨年 178.5 坪から -21.5 %減)。平均建物面積は 42.9 坪 (昨年 41.6 坪から +3.0 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 75.0 % → 2022年 33.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 28.3 年 → 2022年 38.8 年、+37.0 %と大きく増加)
杉戸高野台駅 61.9 万/坪(昨年同期比 -32.9 %)
杉戸高野台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.9万円/坪(18.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -32.9%( -30.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 18 件(1年前(2021年)に比べて -14.3%( -3件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 16.8年(昨年 10.0年から +67.1 %増)。平均土地面積は 104.6 坪 (昨年 97.0 坪から +7.9 %増)。平均建物面積は 77.7 坪 (昨年 35.4 坪から +119.3 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 10.0 年 → 2022年 16.8 年、+67.1 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 11.7 分 → 2022年 15.1 分、+29.5 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 14.3 % → 2022年 38.9 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 52.4 % → 2022年 44.4 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示