【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期のJR総武線快速 (市川駅~千葉駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(33.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +5.7%( +6.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 145 件(1年前(2021年)に比べて +7.4%( +10件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 17.7年(昨年 15.0年から +17.6 %増)。平均土地面積は 48.3 坪 (昨年 51.6 坪から -6.4 %減)。平均建物面積は 47.1 坪 (昨年 40.0 坪から +17.6 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。船橋駅、津田沼駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは船橋駅で昨年に比べ +18.3 %、坪単価は 157 万円/坪となった。
上位 1 駅(船橋駅)は +18.3 %(坪単価 +24.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(千葉駅)は -17.4 %(坪単価 -13.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.7 % → 2022年 3.7 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 4.7 % → 2022年 5.6 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 15.0 年 → 2022年 17.7 年、+17.6 %と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 48.0 % → 2022年 35.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 19.7 % → 2022年 25.9 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった船橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 157万円/坪(47.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +18.3%( +24.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 18 件(1年前(2021年)に比べて +12.5%( +2件/坪)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった千葉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.6万円/坪(19.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -17.4%( -13.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 38 件(1年前(2021年)に比べて +18.8%( +6件/坪)と好調に推移しています。)。
JR総武線快速 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
市川駅 | 135万/坪 (14.6年/35.2坪) | 125万/坪 (15.6年/34.4坪) | 126万/坪 (15.7年/36.7坪) |
船橋駅 | 157万/坪 (11.2年/49.5坪) | 132万/坪 (16.3年/61.4坪) | 314万/坪 (16.8年/57.4坪) |
津田沼駅 | 133万/坪 (12.2年/45.1坪) | 119万/坪 (12.6年/44.5坪) | 141万/坪 (5.0年/86.7坪) |
稲毛駅 | 107万/坪 (15.6年/50.9坪) | 98.0万/坪 (12.5年/51.1坪) | 92.1万/坪 (17.3年/53.6坪) |
千葉駅 | 64.6万/坪 (28.0年/60.7坪) | 78.2万/坪 (18.2年/68.8坪) | 66.2万/坪 (21.7年/72.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
船橋駅 156.6 万/坪(昨年同期比 +18.3 %)
船橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 157万円/坪(47.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +18.3%( +24.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 18 件(1年前(2021年)に比べて +12.5%( +2件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 11.2年(昨年 16.3年から -31.5 %減)。平均土地面積は 49.5 坪 (昨年 61.4 坪から -19.3 %減)。平均建物面積は 76.1 坪 (昨年 60.7 坪から +25.4 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 16.3 年 → 2022年 11.2 年、-31.5 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 30.8 % → 2022年 35.3 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 21.4 % → 2022年 11.1 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 30.8 % → 2022年 35.3 %)
千葉駅 64.6 万/坪(昨年同期比 -17.4 %)
千葉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.6万円/坪(19.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -17.4%( -13.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 38 件(1年前(2021年)に比べて +18.8%( +6件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 28.0年(昨年 18.2年から +53.9 %増)。平均土地面積は 60.7 坪 (昨年 68.8 坪から -11.9 %減)。平均建物面積は 43.8 坪 (昨年 38.5 坪から +13.7 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 18.2 年 → 2022年 28.0 年、+53.9 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 18.8 % → 2022年 37.8 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 53.1 % → 2022年 16.2 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示