中古一戸建て相場の概況
2021年10月〜12月期のJR総武線快速 (市川駅~千葉駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +12.0%( +12.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 91 件(1年前(2020年)に比べて -11.7%( -12件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 16.4年(昨年 13.7年から +19.5 %増)。平均土地面積は 55.9 坪 (昨年 47.0 坪から +19.0 %増)。平均建物面積は 42.5 坪 (昨年 43.7 坪から -2.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。稲毛駅、千葉駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは稲毛駅で昨年に比べ +21.9 %、坪単価は 112 万円/坪となった。
上位 1 駅(稲毛駅)は +21.9 %(坪単価 +20.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(船橋駅)は +4.2 %(坪単価 +5.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 27.8 分 → 2021年 24.5 分、-12.1 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.0 % → 2021年 4.4 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 13.3 % → 2021年 12.5 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 13.7 年 → 2021年 16.4 年、+19.5 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 19.4 % → 2021年 25.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 37.8 % → 2021年 31.8 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった市川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 141万円/坪(42.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +5.6%( +7.5万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 23 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった千葉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.6万円/坪(26.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +20.7%( +15.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 25 件(1年前(2020年)に比べて -10.7%( -3件/坪)と不調に推移しています。)。
JR総武線快速 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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市川駅 | 141万/坪 (10.8年/60.4坪) | 134万/坪 (16.8年/49.5坪) | 116万/坪 (21.4年/45.7坪) |
船橋駅 | 139万/坪 (19.3年/40.6坪) | 133万/坪 (8.3年/42.7坪) | 94.5万/坪 (17.5年/45.9坪) |
津田沼駅 | 140万/坪 (18.8年/55.6坪) | 127万/坪 (2.1年/29.7坪) | 221万/坪 (0.8年/79.7坪) |
稲毛駅 | 112万/坪 (15.4年/53.7坪) | 92.0万/坪 (9.2年/43.8坪) | 83.5万/坪 (12.8年/41.4坪) |
千葉駅 | 87.6万/坪 (21.0年/60.8坪) | 72.6万/坪 (21.4年/54.5坪) | 54.2万/坪 (18.9年/76.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
稲毛駅 112.2 万/坪(昨年同期比 +21.9 %)
稲毛駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(33.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +21.9%( +20.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 28 件(1年前(2020年)に比べて +3.7%( +1件/坪)と小幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.4年(昨年 9.2年から +67.7 %増)。平均土地面積は 53.7 坪 (昨年 43.8 坪から +22.7 %増)。平均建物面積は 34.6 坪 (昨年 33.1 坪から +4.5 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 11.1 % → 2021年 10.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 9.2 年 → 2021年 15.4 年、+67.7 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 24.8 分 → 2021年 27.8 分、+12.1 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 7.4 % → 2021年 21.4 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 48.1 % → 2021年 35.7 %)
船橋駅 138.9 万/坪(昨年同期比 +4.2 %)
船橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 139万円/坪(42.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +4.2%( +5.6万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2020年)に比べて -42.1%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.3年(昨年 8.3年から +133.3 %増)。平均土地面積は 40.6 坪 (昨年 42.7 坪から -5.1 %減)。平均建物面積は 54.5 坪 (昨年 44.5 坪から +22.3 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 18.8 % → 2021年 10.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 8.3 年 → 2021年 19.3 年、+133.3 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 30.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示