【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年4月〜6月期の小湊鉄道 (五井駅～上総中野駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.9万円/坪(13.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -30.5％( -19.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 60 件(１年前(2022年)に比べて +11.1％( +6件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 31.4年(昨年 24.1年から +30.2 ％増)。平均土地面積は 66.1 坪 (昨年 66.7 坪から -0.8 ％減)。平均建物面積は 39.2 坪 (昨年 37.0 坪から +5.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。光風台駅、上総鶴舞駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは光風台駅で昨年に比べ +38.8 ％、坪単価は 31.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(光風台駅、上総鶴舞駅)は +30.9 ％(坪単価 +4.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(海士有木駅、馬立駅)は -79.8 ％(坪単価 -38.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 40.0 ％ → 2023年 36.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 24.1 年 → 2023年 31.4 年、+30.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2022年 22.0 分 → 2023年 24.6 分、+11.6 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 24.0 ％ → 2023年 40.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 32.0 ％ → 2023年 13.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった五井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.7万円/坪(16.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -31.9％( -25.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 41 件(１年前(2022年)に比べて +10.8％( +4件/坪)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった海士有木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.4万円/坪(0.13万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -99.2％( -56.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 小湊鉄道 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 五井駅 | 54.7万/坪 (27.5年/72.3坪) | 80.2万/坪 (16.7年/53.4坪) | 61.2万/坪 (25.5年/89.8坪) |
| 上総村上駅 | 28.3万/坪 (53.3年/33.3坪) | - | 142万/坪 (0.25年/188坪) |
| 海士有木駅 | 0.4万/坪 (54.3年/69.6坪) | 56.8万/坪 (38.9年/215坪) | - |
| 上総三又駅 | - | - | - |
| 上総山田駅 | - | - | - |
| 光風台駅 | 31.1万/坪 (34.4年/61.6坪) | 22.4万/坪 (42.4年/53.6坪) | 33.8万/坪 (29.6年/63.3坪) |
| 馬立駅 | 13.0万/坪 (42.3年/45.9坪) | 32.9万/坪 (35.3年/108坪) | 12.9万/坪 (38.1年/77.7坪) |
| 上総牛久駅 | 17.3万/坪 (40.0年/41.2坪) | 15.5万/坪 (32.0年/70.0坪) | 30.7万/坪 (20.9年/82.2坪) |
| 上総川間駅 | - | - | - |
| 上総鶴舞駅 | 3.1万/坪 (42.8年/52.2坪) | 2.5万/坪 (40.3年/93.8坪) | - |
| 上総久保駅 | - | - | - |
| 高滝駅 | - | - | 47.1万/坪 (9.3年/40.8坪) |
| 里見駅 | - | - | - |
| 飯給駅 | - | - | - |
| 月崎駅 | - | - | - |
| 上総大久保駅 | - | - | - |
| 養老渓谷駅 | - | - | - |
| 上総中野駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
光風台駅 31.1 万/坪(昨年同期比 +38.8 ％)
光風台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.1万円/坪(9.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +38.8％( +8.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2022年)に比べて +14.3％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 34.4年(昨年 42.4年から -18.9 ％減)。平均土地面積は 61.6 坪 (昨年 53.6 坪から +15.0 ％増)。平均建物面積は 35.5 坪 (昨年 22.7 坪から +56.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 42.4 年 → 2023年 34.4 年、-18.9 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 71.4 ％ → 2023年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 12.4 分 → 2023年 20.3 分、+63.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 28.6 ％ → 2023年 37.5 ％)
上総鶴舞駅 3.1 万/坪(昨年同期比 +23.1 ％)
上総鶴舞駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.1万円/坪(0.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +23.1％( +0.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 42.8年(昨年 40.3年から +6.2 ％増)。平均土地面積は 52.2 坪 (昨年 93.8 坪から -44.4 ％減)。平均建物面積は 34.0 坪 (昨年 27.2 坪から +25.0 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 26.0 分 → 2023年 30.0 分、+15.4 ％と増加)
海士有木駅 0.4 万/坪(昨年同期比 -99.2 ％)
海士有木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.4万円/坪(0.13万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -99.2％( -56.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 54.3年(昨年 38.9年から +39.4 ％増)。平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 214.8 坪から -67.6 ％減)。平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 24.2 坪から -6.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 20.0 分 → 2023年 7.0 分、-65.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 38.9 年 → 2023年 54.3 年、+39.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 100.0 ％)
馬立駅 13.0 万/坪(昨年同期比 -60.4 ％)
馬立駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.0万円/坪(3.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -60.4％( -19.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 42.3年(昨年 35.3年から +19.9 ％増)。平均土地面積は 45.9 坪 (昨年 108.1 坪から -57.6 ％減)。平均建物面積は 19.7 坪 (昨年 37.1 坪から -46.9 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 35.3 年 → 2023年 42.3 年、+19.9 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 14.0 分 → 2023年 21.7 分、+54.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 66.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示