【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜3月期の京福北野線 (北野白梅町駅~帷子ノ辻駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 114万円/坪(34.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +8.2%( +8.6万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 25 件(1年前(2020年)に比べて +177.8%( +16件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 13.6年(昨年 29.9年から -54.6 %減)。平均土地面積は 28.0 坪 (昨年 52.4 坪から -46.7 %減)。平均建物面積は 26.8 坪 (昨年 30.9 坪から -13.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。鳴滝駅、帷子ノ辻駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは帷子ノ辻駅で昨年に比べ +47.3 %、坪単価は 86.2 万円/坪となった。
上位 1 駅(帷子ノ辻駅)は +47.3 %(坪単価 +27.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(龍安寺駅)は -25.3 %(坪単価 -38.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 29.9 年 → 2021年 13.6 年、-54.6 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 % → 2021年 50.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 37.5 % → 2021年 16.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 5.3 分 → 2021年 8.9 分、+67.3 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 22.2 % → 2021年 8.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鳴滝駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 162万円/坪(48.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +21.7%( +28.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった帷子ノ辻駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.2万円/坪(26.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +47.3%( +27.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
京福北野線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
北野白梅町駅 | 124万/坪 (5.8年/20.1坪) | - | - |
等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅 | 124万/坪 (0年/37.8坪) | 127万/坪 (0年/72.6坪) | - |
龍安寺駅 | 114万/坪 (23.0年/27.2坪) | 152万/坪 (0年/39.3坪) | - |
妙心寺駅 | 139万/坪 (0年/43.9坪) | - | 156万/坪 (0年/36.3坪) |
御室仁和寺駅 | - | - | - |
宇多野駅 | 108万/坪 (19.3年/30.6坪) | 94.2万/坪 (46.7年/84.2坪) | 63.3万/坪 (35.7年/71.6坪) |
鳴滝駅 | 162万/坪 (4.5年/48.4坪) | 133万/坪 (10.0年/37.1坪) | 108万/坪 (21.5年/39.3坪) |
常盤駅 | 82.7万/坪 (0年/28.0坪) | - | 54.4万/坪 (44.0年/14.4坪) |
撮影所前駅 | 90.2万/坪 (46.0年/16.6坪) | - | - |
帷子ノ辻駅 | 86.2万/坪 (18.7年/23.1坪) | 58.5万/坪 (39.5年/16.6坪) | 34.6万/坪 (34.0年/51.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
帷子ノ辻駅 86.2 万/坪(昨年同期比 +47.3 %)
帷子ノ辻駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.2万円/坪(26.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +47.3%( +27.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.7年(昨年 39.5年から -52.7 %減)。平均土地面積は 23.1 坪 (昨年 16.6 坪から +38.6 %増)。平均建物面積は 26.1 坪 (昨年 21.2 坪から +23.2 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 39.5 年 → 2021年 18.7 年、-52.7 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 4.5 分 → 2021年 5.5 分、+22.2 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 25.0 %)
龍安寺駅 113.7 万/坪(昨年同期比 -25.3 %)
龍安寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 114万円/坪(34.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -25.3%( -38.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 27.2 坪 (昨年 39.3 坪から -30.8 %減)。平均建物面積は 23.4 坪 (昨年 30.3 坪から -22.5 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 2.0 分 → 2021年 2.5 分、+25.0 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示