【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年10月〜12月期のJR関西本線 (長島駅~島ケ原駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.2万円/坪(17.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +17.2%( +8.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 57 件(1年前(2022年)に比べて +5.6%( +3件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 27.7年から -7.7 %減)。平均土地面積は 105.0 坪 (昨年 105.7 坪から -0.7 %減)。平均建物面積は 52.7 坪 (昨年 50.1 坪から +5.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。河原田駅、加佐登駅、井田川駅、亀山駅、関駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは新堂駅で昨年に比べ +439.2 %、坪単価は 28.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(新堂駅、河原田駅)は +267.7 %(坪単価 +22.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(佐那具駅、四日市駅)は -82.6 %(坪単価 -32.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 2.1 % → 2023年 10.0 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 2.1 % → 2023年 7.4 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2022年 31.9 % → 2023年 32.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった亀山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.4万円/坪(22.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +93.4%( +35.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2022年)に比べて -25.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった佐那具駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.5万円/坪(1.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -87.7%( -24.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR関西本線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
長島駅 | - | - | 31.7万/坪 (48.8年/83.2坪) |
桑名駅 | 69.7万/坪 (24.7年/95.1坪) | 68.9万/坪 (24.5年/91.1坪) | 72.1万/坪 (15.8年/61.9坪) |
朝日駅 | 78.8万/坪 (4.8年/76.4坪) | - | 68.8万/坪 (15.8年/63.5坪) |
富田駅 | - | - | 53.7万/坪 (21.8年/89.2坪) |
富田浜駅 | 17.1万/坪 (43.8年/56.0坪) | 23.6万/坪 (42.8年/46.9坪) | 17.4万/坪 (59.8年/39.3坪) |
四日市駅 | 11.5万/坪 (46.8年/137坪) | 51.1万/坪 (53.1年/64.0坪) | 28.7万/坪 (53.8年/90.2坪) |
南四日市駅 | 110万/坪 (0.8年/93.8坪) | - | - |
河原田駅 | 43.9万/坪 (26.0年/95.0坪) | 22.3万/坪 (32.8年/108坪) | 64.0万/坪 (11.8年/73.9坪) |
河曲駅 | - | 25.3万/坪 (32.3年/116坪) | - |
加佐登駅 | 18.8万/坪 (42.8年/194坪) | 11.5万/坪 (28.8年/103坪) | 55.7万/坪 (10.4年/107坪) |
井田川駅 | 71.6万/坪 (15.1年/73.5坪) | 39.4万/坪 (15.4年/78.7坪) | 48.8万/坪 (19.4年/63.5坪) |
亀山駅 | 73.4万/坪 (21.4年/104坪) | 38.0万/坪 (29.4年/125坪) | 13.6万/坪 (40.8年/80.7坪) |
関駅 | 42.3万/坪 (18.8年/81.7坪) | 31.9万/坪 (22.8年/164坪) | 3.7万/坪 (0年/130坪) |
加太駅 | - | - | - |
柘植駅 | - | - | - |
新堂駅 | 28.5万/坪 (17.8年/101坪) | 5.3万/坪 (44.8年/251坪) | 59.5万/坪 (3.8年/63.5坪) |
佐那具駅 | 3.5万/坪 (45.8年/209坪) | 28.1万/坪 (8.3年/95.3坪) | 21.1万/坪 (27.8年/57.5坪) |
伊賀上野駅 | - | - | - |
島ケ原駅 | 4.4万/坪 (57.8年/52.9坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新堂駅 28.5 万/坪(昨年同期比 +439.2 %)
新堂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.5万円/坪(8.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +439.2%( +23.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.8年(昨年 44.8年から -60.3 %減)。平均土地面積は 101.3 坪 (昨年 251.1 坪から -59.6 %減)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 37.8 坪から +16.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 44.8 年 → 2023年 17.8 年、-60.3 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 90.0 分 → 2023年 60.0 分、-33.3 %と大きく減少)
河原田駅 43.9 万/坪(昨年同期比 +96.3 %)
河原田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.9万円/坪(13.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +96.3%( +21.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2022年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.0年(昨年 32.8年から -20.8 %減)。平均土地面積は 95.0 坪 (昨年 108.4 坪から -12.4 %減)。平均建物面積は 40.5 坪 (昨年 103.9 坪から -61.0 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 32.8 年 → 2023年 26.0 年、-20.8 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 66.7 % → 2023年 20.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 40.0 %)
佐那具駅 3.5 万/坪(昨年同期比 -87.7 %)
佐那具駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.5万円/坪(1.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -87.7%( -24.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 45.8年(昨年 8.3年から +454.4 %増)。平均土地面積は 208.7 坪 (昨年 95.3 坪から +119.0 %増)。平均建物面積は 66.6 坪 (昨年 42.4 坪から +57.1 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 8.3 年 → 2023年 45.8 年、+454.4 %と大きく増加)
四日市駅 11.5 万/坪(昨年同期比 -77.5 %)
四日市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.5万円/坪(3.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -77.5%( -39.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2022年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 46.8年(昨年 53.1年から -11.9 %減)。平均土地面積は 137.3 坪 (昨年 64.0 坪から +114.5 %増)。平均建物面積は 127.4 坪 (昨年 72.6 坪から +75.5 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 53.1 年 → 2023年 46.8 年、-11.9 %と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2022年 14.7 分 → 2023年 12.2 分、-16.8 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 33.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示