【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期の三岐鉄道北勢線 (西桑名駅~阿下喜駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.3万円/坪(15.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -10.8%( -6.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 33 件(1年前(2023年)に比べて -55.4%( -41件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.3年(昨年 20.9年から +25.7 %増)。平均土地面積は 69.0 坪 (昨年 94.4 坪から -26.9 %減)。平均建物面積は 35.6 坪 (昨年 39.0 坪から -8.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。在良駅、楚原駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは西桑名駅で昨年に比べ +400.0 %、坪単価は 33.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(西桑名駅、大泉駅)は +319.0 %(坪単価 +57.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(七和駅、穴太駅)は -85.3 %(坪単価 -67.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.7 % → 2024年 3.1 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 20.9 年 → 2024年 26.3 年、+25.7 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 18.8 分 → 2024年 20.8 分、+10.2 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.9 % → 2024年 25.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 35.8 % → 2024年 40.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 126万円/坪(38.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +237.9%( +88.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -87.5%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった七和駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.1万円/坪(2.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -90.3%( -66.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -80.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
三岐鉄道北勢線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
西桑名駅 | 33.1万/坪 (41.0年/68.1坪) | 6.6万/坪 (43.3年/18.2坪) | 9.9万/坪 (42.0年/25.7坪) |
馬道駅 | - | 47.2万/坪 (31.5年/60.5坪) | - |
西別所駅 | 97.4万/坪 (1.0年/36.3坪) | 99.9万/坪 (4.1年/44.9坪) | 44.8万/坪 (32.0年/55.0坪) |
蓮花寺駅 | - | 38.3万/坪 (31.4年/64.3坪) | 35.7万/坪 (45.2年/103坪) |
在良駅 | 37.7万/坪 (21.1年/60.5坪) | 26.6万/坪 (32.4年/111坪) | 38.8万/坪 (23.7年/71.1坪) |
星川駅 | 65.4万/坪 (24.5年/61.6坪) | 66.0万/坪 (18.4年/66.5坪) | 70.3万/坪 (24.2年/77.6坪) |
七和駅 | 7.1万/坪 (56.3年/57.5坪) | 73.7万/坪 (21.9年/49.3坪) | 97.1万/坪 (12.0年/80.9坪) |
穴太駅 | 16.7万/坪 (38.5年/60.5坪) | 85.0万/坪 (22.4年/71.1坪) | 44.3万/坪 (32.7年/55.5坪) |
東員駅 | 43.7万/坪 (30.2年/73.7坪) | 72.3万/坪 (18.6年/131坪) | 48.3万/坪 (24.5年/87.2坪) |
大泉駅 | 126万/坪 (0年/63.5坪) | 37.2万/坪 (22.9年/132坪) | 51.2万/坪 (26.8年/168坪) |
楚原駅 | 42.8万/坪 (19.2年/96.0坪) | 29.8万/坪 (28.8年/67.3坪) | 51.9万/坪 (49.5年/159坪) |
麻生田駅 | - | 38.9万/坪 (9.0年/86.0坪) | 56.8万/坪 (6.5年/83.9坪) |
阿下喜駅 | - | 42.6万/坪 (42.0年/411坪) | 37.7万/坪 (27.3年/95.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
西桑名駅 33.1 万/坪(昨年同期比 +400.0 %)
西桑名駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.1万円/坪(10.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +400.0%( +26.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 41.0年(昨年 43.3年から -5.2 %減)。平均土地面積は 68.1 坪 (昨年 18.2 坪から +275.0 %増)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 30.3 坪から +50.0 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 25.0 分 → 2024年 20.0 分、-20.0 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 100.0 %)
大泉駅 125.6 万/坪(昨年同期比 +237.9 %)
大泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 126万円/坪(38.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +237.9%( +88.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -87.5%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.0年(昨年 22.9年から -100.0 %減)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 131.8 坪から -51.8 %減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 38.5 坪から -21.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 22.9 年 → 2024年 0.0 年、-100.0 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 % → 2024年 100.0 %)
七和駅 7.1 万/坪(昨年同期比 -90.3 %)
七和駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.1万円/坪(2.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -90.3%( -66.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -80.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 56.3年(昨年 21.9年から +157.4 %増)。平均土地面積は 57.5 坪 (昨年 49.3 坪から +16.6 %増)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 32.1 坪から +17.9 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 21.9 年 → 2024年 56.3 年、+157.4 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 7.6 分 → 2024年 12.0 分、+57.9 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 % → 2024年 100.0 %)
穴太駅 16.7 万/坪(昨年同期比 -80.4 %)
穴太駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.7万円/坪(5.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -80.4%( -68.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.5年(昨年 22.4年から +72.3 %増)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 71.1 坪から -14.9 %減)。平均建物面積は 31.0 坪 (昨年 32.7 坪から -5.1 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 22.4 年 → 2024年 38.5 年、+72.3 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 23.7 分 → 2024年 30.0 分、+26.8 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 60.0 % → 2024年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示