【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜12月期の東武伊勢崎線 (浅草駅～竹ノ塚駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 186万円/坪(56.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +17.4％( +27.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 150 件(１年前(2021年)に比べて +1.4％( +2件/坪)と僅かに増加しています。)。
平均土地面積は 55.3 坪 (昨年 49.0 坪から +12.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。浅草駅、とうきょうスカイツリー駅、東向島駅、牛田駅、西新井駅、竹ノ塚駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは牛田駅で昨年に比べ +77.8 ％、坪単価は 223 万円/坪となった。
上位 2 駅(牛田駅、西新井駅)は +70.5 ％(坪単価 +74.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(小菅駅、堀切駅)は -5.5 ％(坪単価 -6.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.8 ％ → 2022年 22.7 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった浅草駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 427万円/坪(129万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +43.0％( +128.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小菅駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 102万円/坪(30.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -7.2％( -7.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 東武伊勢崎線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 浅草駅 | 427万/坪 (46.3坪) | 299万/坪 (35.2坪) | 293万/坪 (30.3坪) |
| とうきょうスカイツリー駅 | 299万/坪 (15.1坪) | 230万/坪 (28.0坪) | - |
| 押上駅 | 321万/坪 (28.6坪) | 290万/坪 (44.0坪) | 275万/坪 (31.0坪) |
| 曳舟駅 | - | 300万/坪 (67.2坪) | 198万/坪 (25.1坪) |
| 東向島駅 | 223万/坪 (44.0坪) | 160万/坪 (50.7坪) | 164万/坪 (52.6坪) |
| 鐘ケ淵駅 | 132万/坪 (46.7坪) | 127万/坪 (21.8坪) | 130万/坪 (42.1坪) |
| 堀切駅 | 144万/坪 (16.6坪) | 150万/坪 (32.5坪) | 129万/坪 (30.3坪) |
| 牛田駅 | 223万/坪 (44.1坪) | 126万/坪 (18.2坪) | 111万/坪 (166坪) |
| 北千住駅 | 211万/坪 (49.5坪) | 209万/坪 (37.2坪) | 129万/坪 (26.2坪) |
| 小菅駅 | 102万/坪 (45.4坪) | 110万/坪 (52.9坪) | 66.1万/坪 (10.6坪) |
| 五反野駅 | 148万/坪 (37.3坪) | 131万/坪 (51.4坪) | 106万/坪 (34.8坪) |
| 梅島駅 | 110万/坪 (61.7坪) | 92.5万/坪 (35.3坪) | 113万/坪 (63.4坪) |
| 西新井駅 | 130万/坪 (32.7坪) | 79.9万/坪 (21.5坪) | 119万/坪 (49.1坪) |
| 竹ノ塚駅 | 102万/坪 (106坪) | 84.3万/坪 (84.2坪) | 87.1万/坪 (67.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
牛田駅 223.2 万/坪(昨年同期比 +77.8 ％)
牛田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 223万円/坪(67.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +77.8％( +97.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 44.1 坪 (昨年 18.2 坪から +143.1 ％増)。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 33.3 ％)
西新井駅 130.4 万/坪(昨年同期比 +63.3 ％)
西新井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 130万円/坪(39.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +63.3％( +50.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(１年前(2021年)に比べて +40.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 32.7 坪 (昨年 21.5 坪から +52.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 13.4 分 → 2022年 10.3 分、-23.2 ％と大きく減少)
小菅駅 101.7 万/坪(昨年同期比 -7.2 ％)
小菅駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 102万円/坪(30.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -7.2％( -7.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 45.4 坪 (昨年 52.9 坪から -14.3 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 4.0 分 → 2022年 6.3 分、+58.3 ％と大きく増加)
堀切駅 144.3 万/坪(昨年同期比 -3.8 ％)
堀切駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 144万円/坪(43.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -3.8％( -5.7万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 16.6 坪 (昨年 32.5 坪から -48.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示