この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜6月期の東急田園都市線 (渋谷駅～南町田グランベリーパーク駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 324万円/坪(97.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +17.0％( +47.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 33 件(１年前(2023年)に比べて -68.0％( -70件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 66.3 坪 (昨年 66.0 坪から +0.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。三軒茶屋駅、用賀駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは三軒茶屋駅で昨年に比べ +40.3 ％、坪単価は 521 万円/坪となった。
上位 2 駅(三軒茶屋駅、用賀駅)は +35.7 ％(坪単価 +116.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(渋谷駅、二子玉川駅)は -18.5 ％(坪単価 -265.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 17.5 ％ → 2024年 24.2 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった渋谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1,278万円/坪(387万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -28.5％( -509.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった南町田グランベリーパーク駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.7万円/坪(19.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -8.0％( -5.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東急田園都市線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 渋谷駅 | 1,278万/坪 (22.7坪) | 1,788万/坪 (83.9坪) | 1,268万/坪 (53.7坪) |
| 池尻大橋駅 | 367万/坪 (40.8坪) | 325万/坪 (53.9坪) | 607万/坪 (50.7坪) |
| 三軒茶屋駅 | 521万/坪 (97.6坪) | 371万/坪 (41.9坪) | 402万/坪 (92.5坪) |
| 駒沢大学駅 | 325万/坪 (44.5坪) | 336万/坪 (40.8坪) | 308万/坪 (32.8坪) |
| 桜新町駅 | 308万/坪 (47.8坪) | 308万/坪 (48.3坪) | 273万/坪 (42.7坪) |
| 用賀駅 | 350万/坪 (47.1坪) | 267万/坪 (52.9坪) | 243万/坪 (44.1坪) |
| 二子玉川駅 | 243万/坪 (58.2坪) | 266万/坪 (63.4坪) | 218万/坪 (131坪) |
| つくし野駅 | 70.5万/坪 (90.8坪) | 68.0万/坪 (109坪) | 72.6万/坪 (63.9坪) |
| すずかけ台駅 | 81.4万/坪 (57.0坪) | 87.3万/坪 (96.9坪) | 88.1万/坪 (119坪) |
| 南町田グランベリーパーク駅 | 63.7万/坪 (172坪) | 69.3万/坪 (120坪) | 90.8万/坪 (88.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
三軒茶屋駅 521.2 万/坪(昨年同期比 +40.3 ％)
三軒茶屋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 521万円/坪(158万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +40.3％( +149.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 97.6 坪 (昨年 41.9 坪から +133.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 10.4 分 → 2024年 8.2 分、-21.0 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 18.8 ％ → 2024年 50.0 ％)
用賀駅 349.6 万/坪(昨年同期比 +31.1 ％)
用賀駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 350万円/坪(106万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +31.1％( +82.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて -55.6％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 47.1 坪 (昨年 52.9 坪から -10.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.6 ％ → 2024年 25.0 ％)
渋谷駅 1278.2 万/坪(昨年同期比 -28.5 ％)
渋谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1,278万円/坪(387万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -28.5％( -509.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 22.7 坪 (昨年 83.9 坪から -73.0 ％減)。
二子玉川駅 243.0 万/坪(昨年同期比 -8.5 ％)
二子玉川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 243万円/坪(73.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -8.5％( -22.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -83.3％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 58.2 坪 (昨年 63.4 坪から -8.2 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示