【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年4月〜6月期の西武池袋線 (所沢駅～吾野駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.8万円/坪(12.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +6.3％( +2.5万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 104 件(１年前(2021年)に比べて -11.9％( -14件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 70.2 坪 (昨年 80.3 坪から -12.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。所沢駅、西所沢駅、元加治駅、東飯能駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは高麗駅で昨年に比べ +321.7 ％、坪単価は 19.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(高麗駅、所沢駅)は +207.1 ％(坪単価 +31.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(仏子駅、飯能駅)は -50.8 ％(坪単価 -10.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.5 ％ → 2022年 7.7 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった所沢駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.0万円/坪(29.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +92.4％( +47.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2021年)に比べて +25.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった仏子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.9万円/坪(1.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -71.5％( -14.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 西武池袋線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 所沢駅 | 99.0万/坪 (51.4坪) | 51.4万/坪 (56.2坪) | 67.7万/坪 (42.0坪) |
| 西所沢駅 | 58.7万/坪 (48.4坪) | 41.9万/坪 (80.8坪) | 41.5万/坪 (90.0坪) |
| 小手指駅 | 44.9万/坪 (53.8坪) | 38.2万/坪 (53.1坪) | 52.9万/坪 (46.7坪) |
| 狭山ケ丘駅 | 23.7万/坪 (88.9坪) | 31.5万/坪 (141坪) | 37.0万/坪 (49.6坪) |
| 武蔵藤沢駅 | 46.5万/坪 (110坪) | 48.6万/坪 (50.8坪) | 37.0万/坪 (41.8坪) |
| 稲荷山公園駅 | 24.8万/坪 (30.3坪) | 34.2万/坪 (43.9坪) | 29.8万/坪 (30.3坪) |
| 入間市駅 | 29.1万/坪 (82.0坪) | 28.1万/坪 (98.0坪) | 30.8万/坪 (144坪) |
| 仏子駅 | 5.9万/坪 (146坪) | 20.6万/坪 (40.8坪) | 17.0万/坪 (42.4坪) |
| 元加治駅 | 26.2万/坪 (75.4坪) | 19.8万/坪 (76.2坪) | 13.8万/坪 (177坪) |
| 飯能駅 | 13.0万/坪 (74.9坪) | 18.6万/坪 (87.5坪) | 24.9万/坪 (83.3坪) |
| 東飯能駅 | 23.1万/坪 (96.3坪) | 18.7万/坪 (171坪) | 12.9万/坪 (193坪) |
| 高麗駅 | 19.2万/坪 (44.4坪) | 4.6万/坪 (87.7坪) | 17.8万/坪 (48.4坪) |
| 武蔵横手駅 | - | - | - |
| 東吾野駅 | 9.9万/坪 (87.7坪) | - | - |
| 吾野駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
高麗駅 19.2 万/坪(昨年同期比 +321.7 ％)
高麗駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.2万円/坪(5.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +321.7％( +14.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 44.4 坪 (昨年 87.7 坪から -49.4 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 18.0 分 → 2022年 24.3 分、+35.2 ％と大きく増加)
所沢駅 99.0 万/坪(昨年同期比 +92.4 ％)
所沢駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.0万円/坪(29.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +92.4％( +47.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2021年)に比べて +25.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 56.2 坪から -8.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 16.5 分 → 2022年 14.4 分、-12.7 ％と減少)
仏子駅 5.9 万/坪(昨年同期比 -71.5 ％)
仏子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.9万円/坪(1.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -71.5％( -14.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 146.0 坪 (昨年 40.8 坪から +257.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 18.5 分 → 2022年 25.5 分、+37.8 ％と大きく増加)
飯能駅 13.0 万/坪(昨年同期比 -30.2 ％)
飯能駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.0万円/坪(3.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -30.2％( -5.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(１年前(2021年)に比べて -45.0％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 74.9 坪 (昨年 87.5 坪から -14.3 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 42.6 分 → 2022年 49.6 分、+16.5 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示