【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜3月期のJR総武線 (市川駅~千葉駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.0万円/坪(26.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +11.9%( +9.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 30 件(1年前(2023年)に比べて -91.4%( -320件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 60.9 坪 (昨年 75.1 坪から -19.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。市川駅、東船橋駅、稲毛駅、西千葉駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは西千葉駅で昨年に比べ +71.8 %、坪単価は 130 万円/坪となった。
上位 2 駅(西千葉駅、市川駅)は +67.9 %(坪単価 +55.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(新検見川駅、津田沼駅)は -46.5 %(坪単価 -43.9 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 4.6 % → 2024年 3.3 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった市川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 143万円/坪(43.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +64.1%( +55.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -92.5%( -37件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新検見川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.1万円/坪(8.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -54.9%( -34.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -92.9%( -26件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR総武線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
市川駅 | 143万/坪 (61.0坪) | 87.1万/坪 (70.4坪) | 89.6万/坪 (98.5坪) |
本八幡駅 | 98.1万/坪 (26.5坪) | 97.0万/坪 (49.2坪) | 106万/坪 (55.7坪) |
下総中山駅 | 77.1万/坪 (39.3坪) | 101万/坪 (70.5坪) | 88.8万/坪 (67.8坪) |
西船橋駅 | 52.1万/坪 (40.8坪) | 79.2万/坪 (77.2坪) | 86.9万/坪 (66.6坪) |
船橋駅 | 100万/坪 (41.3坪) | 86.6万/坪 (62.6坪) | 101万/坪 (87.5坪) |
東船橋駅 | 114万/坪 (130坪) | 76.3万/坪 (60.5坪) | 88.5万/坪 (113坪) |
津田沼駅 | 87.2万/坪 (218坪) | 141万/坪 (41.0坪) | 124万/坪 (62.4坪) |
幕張本郷駅 | - | 75.3万/坪 (96.7坪) | 65.4万/坪 (117坪) |
幕張駅 | - | 64.0万/坪 (128坪) | 71.5万/坪 (106坪) |
新検見川駅 | 28.1万/坪 (44.6坪) | 62.2万/坪 (123坪) | 50.9万/坪 (70.6坪) |
稲毛駅 | 84.7万/坪 (49.9坪) | 57.0万/坪 (76.3坪) | 44.2万/坪 (101坪) |
西千葉駅 | 130万/坪 (80.2坪) | 75.9万/坪 (78.3坪) | 85.3万/坪 (59.3坪) |
千葉駅 | 48.7万/坪 (54.5坪) | 61.5万/坪 (77.8坪) | 69.0万/坪 (80.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
西千葉駅 130.5 万/坪(昨年同期比 +71.8 %)
西千葉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 130万円/坪(39.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +71.8%( +54.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -76.9%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 80.2 坪 (昨年 78.3 坪から +2.4 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 15.6 分 → 2024年 9.3 分、-40.2 %と大きく減少)
市川駅 142.9 万/坪(昨年同期比 +64.1 %)
市川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 143万円/坪(43.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +64.1%( +55.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -92.5%( -37件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 61.0 坪 (昨年 70.4 坪から -13.4 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 16.6 分 → 2024年 13.7 分、-17.5 %と減少)
新検見川駅 28.1 万/坪(昨年同期比 -54.9 %)
新検見川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.1万円/坪(8.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -54.9%( -34.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -92.9%( -26件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 44.6 坪 (昨年 122.8 坪から -63.7 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 15.4 分 → 2024年 33.0 分、+114.9 %と大きく増加)
津田沼駅 87.2 万/坪(昨年同期比 -38.1 %)
津田沼駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.2万円/坪(26.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -38.1%( -53.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -90.0%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 217.8 坪 (昨年 41.0 坪から +431.4 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 13.2 分 → 2024年 10.0 分、-24.2 %と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示