【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜3月期のJR総武線 (市川駅~千葉駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.4万円/坪(24.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +7.0%( +5.4万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 72 件(1年前(2023年)に比べて -24.2%( -23件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 74.4 坪 (昨年 85.2 坪から -12.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全体的に上昇基調。市川駅、本八幡駅、船橋駅、東船橋駅、幕張本郷駅、稲毛駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは幕張駅で昨年に比べ +132.1 %、坪単価は 82.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(幕張駅、西千葉駅)は +117.6 %(坪単価 +56.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(千葉駅、津田沼駅)は -52.6 %(坪単価 -73.0 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 6.3 % → 2024年 4.2 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西千葉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 130万円/坪(39.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +103.1%( +66.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった千葉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.4万円/坪(13.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -55.5%( -56.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(1年前(2023年)に比べて +18.2%( +2件/坪)と好調に推移しています。)。
JR総武線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
市川駅 | 115万/坪 (68.9坪) | 92.7万/坪 (104坪) | 90.3万/坪 (48.7坪) |
本八幡駅 | 95.8万/坪 (56.3坪) | 77.8万/坪 (69.3坪) | 105万/坪 (47.2坪) |
下総中山駅 | 97.1万/坪 (37.6坪) | 89.2万/坪 (41.6坪) | 58.2万/坪 (82.4坪) |
西船橋駅 | 52.1万/坪 (40.8坪) | 73.8万/坪 (150坪) | 76.1万/坪 (79.2坪) |
船橋駅 | 88.2万/坪 (94.8坪) | 71.4万/坪 (59.7坪) | 89.1万/坪 (94.8坪) |
東船橋駅 | 114万/坪 (130坪) | 76.8万/坪 (60.1坪) | 122万/坪 (191坪) |
津田沼駅 | 90.0万/坪 (112坪) | 179万/坪 (24.2坪) | 128万/坪 (57.5坪) |
幕張本郷駅 | 93.2万/坪 (102坪) | 61.5万/坪 (88.7坪) | 75.8万/坪 (72.6坪) |
幕張駅 | 82.6万/坪 (36.3坪) | 35.6万/坪 (39.3坪) | 80.6万/坪 (57.5坪) |
新検見川駅 | 58.8万/坪 (89.5坪) | 75.8万/坪 (179坪) | 38.3万/坪 (109坪) |
稲毛駅 | 74.4万/坪 (48.4坪) | 43.5万/坪 (84.8坪) | 47.2万/坪 (92.4坪) |
西千葉駅 | 130万/坪 (80.2坪) | 64.2万/坪 (108坪) | 64.5万/坪 (43.9坪) |
千葉駅 | 45.4万/坪 (83.1坪) | 102万/坪 (71.7坪) | 59.0万/坪 (108坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
幕張駅 82.6 万/坪(昨年同期比 +132.1 %)
幕張駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.6万円/坪(25.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +132.1%( +47.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 39.3 坪から -7.7 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 5.0 分 → 2024年 15.0 分、+200.0 %と大きく増加)
西千葉駅 130.5 万/坪(昨年同期比 +103.1 %)
西千葉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 130万円/坪(39.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +103.1%( +66.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 80.2 坪 (昨年 108.1 坪から -25.9 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 16.5 分 → 2024年 9.3 分、-43.4 %と大きく減少)
千葉駅 45.4 万/坪(昨年同期比 -55.5 %)
千葉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.4万円/坪(13.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -55.5%( -56.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(1年前(2023年)に比べて +18.2%( +2件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 83.1 坪 (昨年 71.7 坪から +15.9 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 32.9 分 → 2024年 39.1 分、+18.7 %と増加)
津田沼駅 90.0 万/坪(昨年同期比 -49.8 %)
津田沼駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.0万円/坪(27.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -49.8%( -89.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 111.5 坪 (昨年 24.2 坪から +360.9 %増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示