【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年4月〜6月期のJR総武線 (市川駅～千葉駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.0万円/坪(22.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -8.1％( -6.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 89 件(１年前(2022年)に比べて +12.7％( +10件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 78.3 坪 (昨年 75.3 坪から +4.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。東船橋駅、幕張駅、稲毛駅、千葉駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは東船橋駅で昨年に比べ +69.9 ％、坪単価は 83.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(東船橋駅、千葉駅)は +69.1 ％(坪単価 +31.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(西船橋駅、船橋駅)は -42.7 ％(坪単価 -48.9 万円/坪)の下落。
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった下総中山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 103万円/坪(31.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +1.7％( +1.7万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西船橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.3万円/坪(14.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -50.4％( -50.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| JR総武線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 市川駅 | 71.7万/坪 (98.9坪) | 104万/坪 (72.2坪) | 68.6万/坪 (46.0坪) |
| 本八幡駅 | 80.3万/坪 (33.0坪) | 107万/坪 (76.4坪) | 94.5万/坪 (53.6坪) |
| 下総中山駅 | 103万/坪 (85.8坪) | 101万/坪 (56.0坪) | 103万/坪 (53.7坪) |
| 西船橋駅 | 49.3万/坪 (59.0坪) | 99.4万/坪 (62.8坪) | 93.8万/坪 (32.3坪) |
| 船橋駅 | 88.4万/坪 (49.7坪) | 136万/坪 (59.5坪) | 61.7万/坪 (120坪) |
| 東船橋駅 | 83.3万/坪 (43.5坪) | 49.0万/坪 (160坪) | 59.2万/坪 (52.0坪) |
| 津田沼駅 | 90.2万/坪 (55.2坪) | 103万/坪 (39.3坪) | 93.3万/坪 (27.7坪) |
| 幕張本郷駅 | 63.7万/坪 (78.7坪) | 73.5万/坪 (109坪) | 81.0万/坪 (39.9坪) |
| 幕張駅 | 63.6万/坪 (126坪) | 48.9万/坪 (143坪) | 68.9万/坪 (54.5坪) |
| 新検見川駅 | 49.7万/坪 (153坪) | 62.1万/坪 (45.2坪) | 35.5万/坪 (135坪) |
| 稲毛駅 | 64.1万/坪 (72.5坪) | 42.8万/坪 (112坪) | 39.1万/坪 (49.0坪) |
| 西千葉駅 | 93.2万/坪 (75.6坪) | 87.9万/坪 (30.3坪) | 50.2万/坪 (43.9坪) |
| 千葉駅 | 70.4万/坪 (92.9坪) | 41.8万/坪 (62.9坪) | 57.2万/坪 (90.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東船橋駅 83.3 万/坪(昨年同期比 +69.9 ％)
東船橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.3万円/坪(25.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +69.9％( +34.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 43.5 坪 (昨年 160.3 坪から -72.9 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 12.3 分 → 2023年 14.5 分、+17.6 ％と増加)
千葉駅 70.4 万/坪(昨年同期比 +68.3 ％)
千葉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.4万円/坪(21.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +68.3％( +28.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2022年)に比べて +10.0％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 92.9 坪 (昨年 62.9 坪から +47.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 41.1 分 → 2023年 27.2 分、-33.9 ％と大きく減少)
西船橋駅 49.3 万/坪(昨年同期比 -50.4 ％)
西船橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.3万円/坪(14.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -50.4％( -50.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 62.8 坪から -6.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 9.5 分 → 2023年 11.0 分、+15.8 ％と増加)
船橋駅 88.4 万/坪(昨年同期比 -35.1 ％)
船橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.4万円/坪(26.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -35.1％( -47.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 49.7 坪 (昨年 59.5 坪から -16.4 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 16.3 分 → 2023年 18.3 分、+12.2 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示