【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年10月〜12月期のJR総武線 (市川駅～千葉駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.6万円/坪(24.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +11.6％( +8.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 113 件(１年前(2021年)に比べて -8.1％( -10件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 88.4 坪 (昨年 78.0 坪から +13.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。全体的に上昇基調。下総中山駅、西船橋駅、津田沼駅、千葉駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは西船橋駅で昨年に比べ +85.2 ％、坪単価は 106 万円/坪となった。
上位 2 駅(西船橋駅、津田沼駅)は +80.9 ％(坪単価 +54.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(幕張本郷駅、稲毛駅)は -39.1 ％(坪単価 -28.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.3 ％ → 2022年 3.5 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 1.6 ％ → 2022年 0.9 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった津田沼駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 137万円/坪(41.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +76.6％( +59.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2021年)に比べて +40.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった幕張本郷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.0万円/坪(12.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -48.4％( -37.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR総武線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 市川駅 | 116万/坪 (35.1坪) | 143万/坪 (44.9坪) | 74.0万/坪 (37.5坪) |
| 本八幡駅 | 78.1万/坪 (59.7坪) | 72.6万/坪 (52.4坪) | 82.5万/坪 (51.7坪) |
| 下総中山駅 | 103万/坪 (82.8坪) | 65.4万/坪 (125坪) | 88.5万/坪 (27.6坪) |
| 西船橋駅 | 106万/坪 (61.5坪) | 57.3万/坪 (51.4坪) | 56.2万/坪 (45.4坪) |
| 船橋駅 | 104万/坪 (125坪) | 106万/坪 (53.9坪) | 79.9万/坪 (61.6坪) |
| 東船橋駅 | 77.3万/坪 (91.5坪) | 75.9万/坪 (50.7坪) | 63.8万/坪 (36.3坪) |
| 津田沼駅 | 137万/坪 (61.1坪) | 77.3万/坪 (87.1坪) | 87.2万/坪 (59.7坪) |
| 幕張本郷駅 | 40.0万/坪 (188坪) | 77.6万/坪 (55.1坪) | 77.4万/坪 (79.2坪) |
| 幕張駅 | 80.7万/坪 (106坪) | 74.8万/坪 (55.7坪) | 55.9万/坪 (48.8坪) |
| 新検見川駅 | 56.5万/坪 (75.5坪) | 52.4万/坪 (89.9坪) | 48.8万/坪 (104坪) |
| 稲毛駅 | 45.5万/坪 (116坪) | 64.8万/坪 (59.5坪) | 37.9万/坪 (145坪) |
| 西千葉駅 | 70.7万/坪 (75.9坪) | 75.5万/坪 (63.3坪) | 76.5万/坪 (68.1坪) |
| 千葉駅 | 107万/坪 (73.9坪) | 61.1万/坪 (116坪) | 45.3万/坪 (80.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
西船橋駅 106.1 万/坪(昨年同期比 +85.2 ％)
西船橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 106万円/坪(32.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +85.2％( +48.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 61.5 坪 (昨年 51.4 坪から +19.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 16.5 分 → 2022年 11.3 分、-31.3 ％と大きく減少)
津田沼駅 136.6 万/坪(昨年同期比 +76.6 ％)
津田沼駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 137万円/坪(41.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +76.6％( +59.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2021年)に比べて +40.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 61.1 坪 (昨年 87.1 坪から -29.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 15.6 分 → 2022年 10.3 分、-34.1 ％と大きく減少)
幕張本郷駅 40.0 万/坪(昨年同期比 -48.4 ％)
幕張本郷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.0万円/坪(12.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -48.4％( -37.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 187.6 坪 (昨年 55.1 坪から +240.7 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 11.4 分 → 2022年 15.0 分、+31.6 ％と大きく増加)
稲毛駅 45.5 万/坪(昨年同期比 -29.8 ％)
稲毛駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.5万円/坪(13.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -29.8％( -19.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 29 件(１年前(2021年)に比べて +93.3％( +14件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 116.1 坪 (昨年 59.5 坪から +95.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 20.5 分 → 2022年 27.8 分、+36.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示