【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2020年7月〜9月期の福岡市箱崎線 (中洲川端駅~貝塚駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は47.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +31.0%( +11.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 29 件(1年前(2019年)に比べて -27.5%( -11件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.8年(昨年 18.6年から -15.0 %減)。平均専有面積は 42.2 ㎡ (昨年 33.0 ㎡から +28.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。呉服町駅、馬出九大病院前駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは馬出九大病院前駅で昨年に比べ +66.1 %、単価は 52.0 万円/㎡となった。
上位 1 駅(馬出九大病院前駅)は +66.1 %(単価 +20.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(中洲川端駅)は -9.7 %(単価 -5.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2019年 18.6 年 → 2020年 15.8 年、-15.0 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 39.5 % → 2020年 34.5 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2019年 5.8 分 → 2020年 6.5 分、+10.8 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 47.5 % → 2020年 37.9 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった呉服町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は56.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +33.0%( +13.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2019年)に比べて -43.8%( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった貝塚駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +15.3%( +3.4万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて -28.6%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
福岡市箱崎線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
中洲川端駅 | 50.5万/㎡ (15.3年/27.5㎡) | 56.0万/㎡ (10.1年/33.6㎡) | 52.2万/㎡ (15.2年/39.5㎡) |
呉服町駅 | 56.0万/㎡ (14.5年/37.8㎡) | 42.1万/㎡ (15.6年/28.1㎡) | 48.7万/㎡ (13.0年/24.6㎡) |
千代県庁口駅 | - | 16.8万/㎡ (31.3年/26.0㎡) | 29.9万/㎡ (18.3年/41.2㎡) |
馬出九大病院前駅 | 52.0万/㎡ (9.5年/25.0㎡) | 31.3万/㎡ (19.5年/22.0㎡) | 41.2万/㎡ (19.1年/31.0㎡) |
箱崎宮前駅 | 50.0万/㎡ (6.5年/30.0㎡) | - | 26.5万/㎡ (28.2年/28.3㎡) |
箱崎九大前駅 | 49.2万/㎡ (11.0年/60.0㎡) | - | - |
貝塚駅 | 25.7万/㎡ (25.9年/81.0㎡) | 22.2万/㎡ (23.2年/56.4㎡) | 22.8万/㎡ (28.5年/70.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
馬出九大病院前駅 52.0 万/㎡(昨年同期比 +66.1 %)
馬出九大病院前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は52.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +66.1%( +20.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -80.0%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 9.5年(昨年 19.5年から -51.3 %減)。平均専有面積は 25.0 ㎡ (昨年 22.0 ㎡から +13.6 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 19.5 年 → 2020年 9.5 年、-51.3 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 2.4 分 → 2020年 10.0 分、+316.7 %と大きく増加)
中洲川端駅 50.5 万/㎡(昨年同期比 -9.7 %)
中洲川端駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は50.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -9.7%( -5.5万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 10 件(1年前(2019年)に比べて +42.9%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.3年(昨年 10.1年から +51.9 %増)。平均専有面積は 27.5 ㎡ (昨年 33.6 ㎡から -18.1 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 10.1 年 → 2020年 15.3 年、+51.9 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 14.3 % → 2020年 10.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示