【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年10月〜12月期の東海道新幹線 (新横浜駅~小田原駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は65.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -1.3%( -0.9万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 53 件(1年前(2020年)に比べて +60.6%( +20件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.4年(昨年 17.8年から -2.2 %減)。平均専有面積は 59.4 ㎡ (昨年 41.5 ㎡から +43.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。小田原駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは小田原駅で昨年に比べ +49.6 %、単価は 39.4 万円/㎡となった。
上位 1 駅(小田原駅)は +49.6 %(単価 +13.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(新横浜駅)は -2.8 %(単価 -2.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 6.1 % → 2021年 2.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 21.2 % → 2021年 33.3 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 12.1 % → 2021年 5.9 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新横浜駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は73.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -2.8%( -2.1万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 41 件(1年前(2020年)に比べて +51.9%( +14件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小田原駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は39.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +49.6%( +13.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。
東海道新幹線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
新横浜駅 | 73.0万/㎡ (17.0年/57.7㎡) | 75.1万/㎡ (16.8年/36.1㎡) | 68.2万/㎡ (18.4年/46.2㎡) |
小田原駅 | 39.4万/㎡ (18.6年/65.4㎡) | 26.4万/㎡ (22.4年/65.8㎡) | 39.2万/㎡ (15.9年/62.1㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
小田原駅 39.4 万/㎡(昨年同期比 +49.6 %)
小田原駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は39.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +49.6%( +13.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.6年(昨年 22.4年から -17.1 %減)。平均専有面積は 65.4 ㎡ (昨年 65.8 ㎡から -0.6 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 22.4 年 → 2021年 18.6 年、-17.1 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 % → 2021年 33.3 %)
新横浜駅 73.0 万/㎡(昨年同期比 -2.8 %)
新横浜駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は73.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -2.8%( -2.1万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 41 件(1年前(2020年)に比べて +51.9%( +14件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.0年(昨年 16.8年から +1.7 %増)。平均専有面積は 57.7 ㎡ (昨年 36.1 ㎡から +59.7 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 7.4 % → 2021年 2.6 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.1 % → 2021年 33.3 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 14.8 % → 2021年 7.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示