【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年10月〜12月期の名鉄常滑線 (神宮前駅～常滑駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -7.5％( -1.9万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 40 件(１年前(2021年)に比べて -11.1％( -5件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 30.5年(昨年 24.3年から +25.8 ％増)。平均専有面積は 72.8 ㎡ (昨年 79.2 ㎡から -8.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。神宮前駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは神宮前駅で昨年に比べ +26.5 ％、単価は 45.7 万円/㎡となった。
上位 2 駅(神宮前駅、道徳駅)は +15.1 ％(単価 +5.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(大江駅、豊田本町駅)は -49.1 ％(単価 -11.7 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 54.5 ％ → 2022年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 24.3 年 → 2022年 30.5 年、+25.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 8.6 分 → 2022年 10.5 分、+22.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 6.8 ％ → 2022年 25.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった神宮前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は45.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +26.5％( +9.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2021年)に比べて +75.0％( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大江駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -66.5％( -16.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 名鉄常滑線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 神宮前駅 | 45.7万/㎡ (15.6年/74.3㎡) | 36.1万/㎡ (20.5年/77.5㎡) | - |
| 豊田本町駅 | 15.5万/㎡ (43.7年/62.5㎡) | 22.6万/㎡ (28.2年/78.0㎡) | 13.4万/㎡ (41.8年/62.5㎡) |
| 道徳駅 | 21.7万/㎡ (28.9年/81.2㎡) | 21.0万/㎡ (26.3年/79.3㎡) | 22.9万/㎡ (26.8年/70.0㎡) |
| 大江駅 | 8.2万/㎡ (42.8年/55.0㎡) | 24.4万/㎡ (20.8年/77.5㎡) | - |
| 大同町駅 | 19.7万/㎡ (35.8年/63.3㎡) | - | 20.0万/㎡ (19.8年/77.5㎡) |
| 柴田駅 | - | 30.7万/㎡ (21.8年/72.5㎡) | - |
| 名和駅 | 11.3万/㎡ (40.5年/76.2㎡) | - | 21.5万/㎡ (28.8年/65.0㎡) |
| 聚楽園駅 | - | 23.0万/㎡ (30.3年/95.0㎡) | - |
| 新日鉄前駅 | - | 27.7万/㎡ (22.8年/65.0㎡) | 32.3万/㎡ (13.8年/65.0㎡) |
| 太田川駅 | 31.3万/㎡ (20.5年/76.2㎡) | 32.6万/㎡ (19.4年/86.7㎡) | 24.3万/㎡ (22.8年/70.0㎡) |
| 尾張横須賀駅 | 20.6万/㎡ (22.3年/80.0㎡) | 28.9万/㎡ (20.3年/73.3㎡) | 23.6万/㎡ (27.8年/55.0㎡) |
| 寺本駅 | - | - | - |
| 朝倉駅 | - | 22.7万/㎡ (30.8年/75.0㎡) | - |
| 古見駅 | 16.2万/㎡ (32.8年/80.0㎡) | - | - |
| 長浦駅 | 13.9万/㎡ (30.3年/72.5㎡) | - | 14.7万/㎡ (25.8年/75.0㎡) |
| 日長駅 | - | - | - |
| 新舞子駅 | - | 32.8万/㎡ (14.8年/82.5㎡) | - |
| 大野町駅 | - | - | - |
| 榎戸駅 | - | 23.3万/㎡ (8.8年/90.0㎡) | 15.6万/㎡ (7.8年/90.0㎡) |
| 多屋駅 | - | - | 15.4万/㎡ (12.8年/65.0㎡) |
| 常滑駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
神宮前駅 45.7 万/㎡(昨年同期比 +26.5 ％)
神宮前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は45.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +26.5％( +9.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2021年)に比べて +75.0％( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.6年(昨年 20.5年から -23.9 ％減)。平均専有面積は 74.3 ㎡ (昨年 77.5 ㎡から -4.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 20.5 年 → 2022年 15.6 年、-23.9 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 9.5 分 → 2022年 6.1 分、-35.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 28.6 ％)
道徳駅 21.7 万/㎡(昨年同期比 +3.7 ％)
道徳駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +3.7％( +0.8万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて -42.9％( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.9年(昨年 26.3年から +9.7 ％増)。平均専有面積は 81.2 ㎡ (昨年 79.3 ㎡から +2.5 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 11.5 分 → 2022年 12.9 分、+12.0 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 57.1 ％ → 2022年 87.5 ％)
大江駅 8.2 万/㎡(昨年同期比 -66.5 ％)
大江駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -66.5％( -16.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 42.8年(昨年 20.8年から +106.0 ％増)。平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 77.5 ㎡から -29.0 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 20.8 年 → 2022年 42.8 年、+106.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 8.5 分 → 2022年 21.0 分、+147.1 ％と大きく増加)
豊田本町駅 15.5 万/㎡(昨年同期比 -31.6 ％)
豊田本町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -31.6％( -7.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて -20.0％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.7年(昨年 28.2年から +55.0 ％増)。平均専有面積は 62.5 ㎡ (昨年 78.0 ㎡から -19.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 10.0 ％ → 2022年 25.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 28.2 年 → 2022年 43.7 年、+55.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 10.0 ％ → 2022年 62.5 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示