【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年4月〜6月期のおおさか東線 (新大阪駅~久宝寺駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は39.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +16.2%( +5.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 131 件(1年前(2020年)に比べて +254.1%( +94件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.9年(昨年 31.5年から -14.6 %減)。平均専有面積は 62.4 ㎡ (昨年 50.3 ㎡から +24.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。城北公園通駅、放出駅、高井田中央駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのはJR野江駅で昨年に比べ +125.5 %、単価は 70.0 万円/㎡となった。
上位 2 駅(JR野江駅、高井田中央駅)は +96.0 %(単価 +26.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(JR淡路駅、新大阪駅)は -12.7 %(単価 -3.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 31.5 年 → 2021年 26.9 年、-14.6 %と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2020年 7.9 分 → 2021年 6.5 分、-17.9 %と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 5.4 % → 2021年 18.3 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 13.5 % → 2021年 26.0 %)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 2.8 % → 2021年 2.3 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となったJR野江駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は70.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +125.5%( +39.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となったJR淡路駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -25.0%( -6.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
おおさか東線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
新大阪駅 | 35.5万/㎡ (35.3年/42.1㎡) | 35.7万/㎡ (31.4年/44.4㎡) | 20.0万/㎡ (40.9年/38.7㎡) |
南吹田駅 | - | - | - |
JR淡路駅 | 20.0万/㎡ (37.3年/60.0㎡) | 26.7万/㎡ (30.3年/15.0㎡) | 49.0万/㎡ (28.8年/15.0㎡) |
城北公園通駅 | 39.6万/㎡ (20.9年/68.3㎡) | 32.2万/㎡ (34.5年/63.8㎡) | 35.7万/㎡ (22.5年/68.0㎡) |
JR野江駅 | 70.0万/㎡ (5.3年/40.0㎡) | 31.0万/㎡ (39.3年/60.0㎡) | 90.0万/㎡ (1.3年/20.0㎡) |
鴫野駅 | 37.1万/㎡ (27.6年/68.6㎡) | 34.4万/㎡ (26.0年/72.5㎡) | 31.3万/㎡ (25.1年/67.1㎡) |
放出駅 | 48.2万/㎡ (22.4年/118㎡) | 32.7万/㎡ (33.3年/55.0㎡) | 33.7万/㎡ (24.5年/78.8㎡) |
高井田中央駅 | 33.3万/㎡ (19.8年/75.0㎡) | 20.0万/㎡ (25.3年/60.0㎡) | - |
JR河内永和駅 | 28.6万/㎡ (25.3年/70.0㎡) | - | - |
JR俊徳道駅 | - | - | - |
JR長瀬駅 | - | - | - |
衣摺加美北駅 | 15.7万/㎡ (36.3年/60.0㎡) | - | 24.0万/㎡ (27.8年/62.5㎡) |
新加美駅 | 29.1万/㎡ (35.3年/55.0㎡) | - | - |
久宝寺駅 | 46.5万/㎡ (12.0年/70.5㎡) | - | 47.6万/㎡ (8.3年/72.5㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
JR野江駅 70.0 万/㎡(昨年同期比 +125.5 %)
JR野江駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は70.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +125.5%( +39.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 5.3年(昨年 39.3年から -86.6 %減)。平均専有面積は 40.0 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から -33.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 39.3 年 → 2021年 5.3 年、-86.6 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 4.0 分 → 2021年 5.0 分、+25.0 %と大きく増加)
高井田中央駅 33.3 万/㎡(昨年同期比 +66.5 %)
高井田中央駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +66.5%( +13.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.8年(昨年 25.3年から -21.8 %減)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から +25.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 25.3 年 → 2021年 19.8 年、-21.8 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 11.0 分 → 2021年 8.0 分、-27.3 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 50.0 %)
JR淡路駅 20.0 万/㎡(昨年同期比 -25.0 %)
JR淡路駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -25.0%( -6.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 37.3年(昨年 30.3年から +23.1 %増)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 15.0 ㎡から +300.0 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 30.3 年 → 2021年 37.3 年、+23.1 %と大きく増加)
新大阪駅 35.5 万/㎡(昨年同期比 -0.5 %)
新大阪駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -0.5%( -0.2万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 56 件(1年前(2020年)に比べて +133.3%( +32件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.3年(昨年 31.4年から +12.4 %増)。平均専有面積は 42.1 ㎡ (昨年 44.4 ㎡から -5.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 7.8 分 → 2021年 6.6 分、-14.7 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 % → 2021年 37.5 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 4.2 % → 2021年 7.1 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 31.4 年 → 2021年 35.3 年、+12.4 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 43.5 % → 2021年 53.6 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 21.7 % → 2021年 25.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示