【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年4月〜6月期のJR八戸線 (八戸駅～階上駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.6万円/坪(9.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -35.7％( -18.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 51 件(１年前(2022年)に比べて -37.0％( -30件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.9年(昨年 22.5年から +46.2 ％増)。平均土地面積は 106.5 坪 (昨年 88.5 坪から +20.3 ％増)。平均建物面積は 47.7 坪 (昨年 48.2 坪から -1.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。長苗代駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは長苗代駅で昨年に比べ +12.5 ％、坪単価は 50.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(長苗代駅、小中野駅)は -6.6 ％(坪単価 -2.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(白銀駅、八戸駅)は -61.6 ％(坪単価 -38.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 40.0 ％ → 2023年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 22.5 年 → 2023年 32.9 年、+46.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 23.9 分 → 2023年 29.5 分、+23.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 21.4 ％ → 2023年 43.8 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 31.4 ％ → 2023年 4.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった長苗代駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.4万円/坪(15.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +12.5％( +5.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 10 件(１年前(2022年)に比べて -28.6％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった白銀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.2万円/坪(5.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -64.1％( -30.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2022年)に比べて -27.3％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR八戸線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 八戸駅 | 31.5万/坪 (31.1年/112坪) | 77.1万/坪 (9.3年/98.6坪) | 68.3万/坪 (7.3年/135坪) |
| 長苗代駅 | 50.4万/坪 (27.6年/71.5坪) | 44.8万/坪 (20.6年/88.4坪) | 43.8万/坪 (22.6年/84.9坪) |
| 本八戸駅 | 35.0万/坪 (31.2年/112坪) | 49.0万/坪 (33.6年/108坪) | 37.7万/坪 (22.2年/69.4坪) |
| 小中野駅 | 31.4万/坪 (36.0年/166坪) | 42.3万/坪 (24.3年/60.5坪) | 51.5万/坪 (24.3年/68.1坪) |
| 陸奥湊駅 | 23.4万/坪 (42.1年/171坪) | 45.9万/坪 (23.0年/62.6坪) | 26.8万/坪 (31.3年/133坪) |
| 白銀駅 | 17.2万/坪 (37.8年/68.3坪) | 48.0万/坪 (28.6年/93.9坪) | 48.4万/坪 (15.8年/61.6坪) |
| 鮫駅 | - | 3.7万/坪 (58.3年/106坪) | 36.9万/坪 (24.5年/65.4坪) |
| 陸奥白浜駅 | - | - | - |
| 種差海岸駅 | - | - | 19.4万/坪 (25.3年/333坪) |
| 大久喜駅 | - | - | - |
| 金浜駅 | 17.8万/坪 (17.3年/99.8坪) | 29.1万/坪 (20.3年/62.5坪) | 17.8万/坪 (34.5年/89.5坪) |
| 大蛇駅 | - | - | - |
| 階上駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
長苗代駅 50.4 万/坪(昨年同期比 +12.5 ％)
長苗代駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.4万円/坪(15.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +12.5％( +5.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 10 件(１年前(2022年)に比べて -28.6％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.6年(昨年 20.6年から +34.5 ％増)。平均土地面積は 71.5 坪 (昨年 88.4 坪から -19.1 ％減)。平均建物面積は 35.5 坪 (昨年 72.9 坪から -51.4 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 20.6 年 → 2023年 27.6 年、+34.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 35.7 ％ → 2023年 50.0 ％)
小中野駅 31.4 万/坪(昨年同期比 -25.8 ％)
小中野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.4万円/坪(9.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -25.8％( -10.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて -16.7％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 36.0年(昨年 24.3年から +48.4 ％増)。平均土地面積は 165.8 坪 (昨年 60.5 坪から +174.0 ％増)。平均建物面積は 99.1 坪 (昨年 33.0 坪から +200.5 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 24.3 年 → 2023年 36.0 年、+48.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2022年 14.7 分 → 2023年 17.2 分、+17.3 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 20.0 ％ → 2023年 75.0 ％)
白銀駅 17.2 万/坪(昨年同期比 -64.1 ％)
白銀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.2万円/坪(5.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -64.1％( -30.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2022年)に比べて -27.3％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 37.8年(昨年 28.6年から +32.2 ％増)。平均土地面積は 68.3 坪 (昨年 93.9 坪から -27.3 ％減)。平均建物面積は 35.2 坪 (昨年 32.4 坪から +8.6 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 25.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 28.6 年 → 2023年 37.8 年、+32.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 23.5 分 → 2023年 28.5 分、+21.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 30.0 ％ → 2023年 62.5 ％)
八戸駅 31.5 万/坪(昨年同期比 -59.1 ％)
八戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.5万円/坪(9.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -59.1％( -45.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2022年)に比べて -61.1％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.1年(昨年 9.3年から +233.8 ％増)。平均土地面積は 111.7 坪 (昨年 98.6 坪から +13.2 ％増)。平均建物面積は 56.8 坪 (昨年 32.6 坪から +74.4 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 9.3 年 → 2023年 31.1 年、+233.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 28.1 分 → 2023年 42.4 分、+51.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 20.0 ％ → 2023年 57.1 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示