【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期の東武小泉線 (館林駅~太田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.2万円/坪(20.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +24.6%( +13.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 62 件(1年前(2021年)に比べて +29.2%( +14件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 11.2年(昨年 17.9年から -37.3 %減)。平均土地面積は 81.3 坪 (昨年 93.1 坪から -12.7 %減)。平均建物面積は 40.6 坪 (昨年 42.8 坪から -5.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。竜舞駅、太田駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは成島駅で昨年に比べ +361.6 %、坪単価は 59.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(成島駅、本中野駅)は +357.4 %(坪単価 +48.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(小泉町駅、篠塚駅)は -31.5 %(坪単価 -20.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 17.9 年 → 2022年 11.2 年、-37.3 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 40.9 % → 2022年 65.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 29.5 % → 2022年 16.7 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 8.3 % → 2022年 4.9 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった太田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.0万円/坪(26.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +26.8%( +18.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小泉町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.6万円/坪(12.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -37.0%( -24.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
東武小泉線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
館林駅 | 57.4万/坪 (17.5年/89.9坪) | 54.3万/坪 (15.5年/79.3坪) | 43.0万/坪 (18.4年/137坪) |
成島駅 | 59.6万/坪 (13.8年/63.5坪) | 12.9万/坪 (43.3年/112坪) | 29.7万/坪 (28.3年/58.0坪) |
本中野駅 | 64.0万/坪 (4.7年/106坪) | 14.1万/坪 (32.8年/233坪) | 50.7万/坪 (13.6年/55.5坪) |
篠塚駅 | 48.9万/坪 (6.3年/82.7坪) | 66.1万/坪 (1.3年/84.7坪) | 18.0万/坪 (38.3年/60.5坪) |
東小泉駅 | - | 55.5万/坪 (18.8年/63.5坪) | - |
小泉町駅 | 41.6万/坪 (23.3年/49.9坪) | 66.1万/坪 (1.3年/75.6坪) | 67.0万/坪 (0.9年/67.6坪) |
西小泉駅 | 60.8万/坪 (12.4年/85.5坪) | 62.4万/坪 (11.3年/67.3坪) | 87.0万/坪 (0.8年/95.8坪) |
竜舞駅 | 86.5万/坪 (2.8年/59.7坪) | 44.9万/坪 (16.8年/156坪) | 94.8万/坪 (15.5年/105坪) |
太田駅 | 87.0万/坪 (6.1年/68.2坪) | 68.6万/坪 (12.5年/76.3坪) | 63.9万/坪 (16.2年/94.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
成島駅 59.6 万/坪(昨年同期比 +361.6 %)
成島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.6万円/坪(18.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +361.6%( +46.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて +20.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 13.8年(昨年 43.3年から -68.2 %減)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 111.6 坪から -43.1 %減)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 28.1 坪から +15.6 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 43.3 年 → 2022年 13.8 年、-68.2 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 60.0 % → 2022年 16.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 13.4 分 → 2022年 16.2 分、+20.6 %と大きく増加)
本中野駅 64.0 万/坪(昨年同期比 +353.1 %)
本中野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.0万円/坪(19.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +353.1%( +49.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて +250.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 4.7年(昨年 32.8年から -85.7 %減)。平均土地面積は 106.3 坪 (昨年 232.9 坪から -54.4 %減)。平均建物面積は 44.1 坪 (昨年 46.9 坪から -6.0 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 32.8 年 → 2022年 4.7 年、-85.7 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 31.5 分 → 2022年 22.9 分、-27.4 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 14.3 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 28.6 %)
小泉町駅 41.6 万/坪(昨年同期比 -37.0 %)
小泉町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.6万円/坪(12.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -37.0%( -24.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 23.3年(昨年 1.3年から +1758.4 %増)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 75.6 坪から -34.0 %減)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 31.8 坪から +28.6 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 17.0 分 → 2022年 10.0 分、-41.2 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 1.3 年 → 2022年 23.3 年、+1758.4 %と大きく増加)
篠塚駅 48.9 万/坪(昨年同期比 -26.0 %)
篠塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.9万円/坪(14.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -26.0%( -17.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 6.3年(昨年 1.3年から +399.6 %増)。平均土地面積は 82.7 坪 (昨年 84.7 坪から -2.4 %減)。平均建物面積は 52.9 坪 (昨年 34.8 坪から +52.2 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 1.3 年 → 2022年 6.3 年、+399.6 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 35.0 分 → 2022年 46.7 分、+33.3 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 66.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示