【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜6月期のJR羽越本線 (小砂川駅～秋田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.9万円/坪(13.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +17.6％( +6.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 82 件(１年前(2023年)に比べて -6.8％( -6件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 33.9年(昨年 34.2年から -0.8 ％減)。平均土地面積は 94.7 坪 (昨年 96.3 坪から -1.7 ％減)。平均建物面積は 47.3 坪 (昨年 55.5 坪から -14.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。新屋駅、羽後牛島駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは仁賀保駅で昨年に比べ +752.4 ％、坪単価は 123 万円/坪となった。
上位 2 駅(仁賀保駅、新屋駅)は +397.3 ％(坪単価 +62.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(象潟駅、羽後本荘駅)は -47.8 ％(坪単価 -16.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 43.4 ％ → 2024年 34.6 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 8.4 ％ → 2024年 12.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった仁賀保駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 123万円/坪(37.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +752.4％( +108.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった象潟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.8万円/坪(1.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -89.4％( -31.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR羽越本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小砂川駅 | - | - | 4.8万/坪 (36.3年/124坪) |
| 上浜駅 | 11.8万/坪 (36.3年/303坪) | - | - |
| 象潟駅 | 3.8万/坪 (55.6年/178坪) | 35.4万/坪 (17.3年/160坪) | - |
| 金浦駅 | - | - | 1.3万/坪 (54.3年/96.8坪) |
| 仁賀保駅 | 123万/坪 (31.8年/78.7坪) | 14.4万/坪 (29.3年/108坪) | - |
| 西目駅 | - | 3.5万/坪 (37.3年/112坪) | 41.3万/坪 (42.3年/93.8坪) |
| 羽後本荘駅 | 22.0万/坪 (41.4年/117坪) | 23.4万/坪 (34.9年/100坪) | 42.6万/坪 (25.6年/93.9坪) |
| 羽後岩谷駅 | - | - | - |
| 羽後亀田駅 | - | 10.5万/坪 (38.3年/157坪) | - |
| 岩城みなと駅 | - | 1.8万/坪 (46.3年/212坪) | 16.5万/坪 (28.3年/296坪) |
| 道川駅 | - | - | - |
| 下浜駅 | 8.6万/坪 (20.3年/160坪) | - | - |
| 桂根駅 | - | 8.6万/坪 (44.3年/87.7坪) | - |
| 新屋駅 | 57.4万/坪 (30.7年/102坪) | 40.3万/坪 (32.0年/86.7坪) | 40.0万/坪 (24.9年/68.1坪) |
| 羽後牛島駅 | 44.5万/坪 (28.3年/65.0坪) | 32.6万/坪 (40.5年/101坪) | 49.6万/坪 (25.4年/64.1坪) |
| 秋田駅 | 48.4万/坪 (32.5年/82.9坪) | 45.6万/坪 (31.8年/88.4坪) | 54.5万/坪 (28.3年/103坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
仁賀保駅 123.1 万/坪(昨年同期比 +752.4 ％)
仁賀保駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 123万円/坪(37.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +752.4％( +108.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.8年(昨年 29.3年から +8.6 ％増)。平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 107.9 坪から -27.1 ％減)。平均建物面積は 21.9 坪 (昨年 37.3 坪から -41.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 6.3 分 → 2024年 20.5 分、+223.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 ％ → 2024年 100.0 ％)
新屋駅 57.4 万/坪(昨年同期比 +42.3 ％)
新屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.4万円/坪(17.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +42.3％( +17.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて -36.4％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.7年(昨年 32.0年から -4.1 ％減)。平均土地面積は 102.0 坪 (昨年 86.7 坪から +17.7 ％増)。平均建物面積は 33.1 坪 (昨年 44.8 坪から -26.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 27.3 分 → 2024年 16.0 分、-41.3 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.1 ％ → 2024年 28.6 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 36.4 ％ → 2024年 42.9 ％)
象潟駅 3.8 万/坪(昨年同期比 -89.4 ％)
象潟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.8万円/坪(1.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -89.4％( -31.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 55.6年(昨年 17.3年から +222.2 ％増)。平均土地面積は 178.5 坪 (昨年 160.3 坪から +11.3 ％増)。平均建物面積は 63.0 坪 (昨年 42.4 坪から +48.8 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 17.3 年 → 2024年 55.6 年、+222.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 14.0 分 → 2024年 17.7 分、+26.2 ％と大きく増加)
羽後本荘駅 22.0 万/坪(昨年同期比 -6.2 ％)
羽後本荘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.0万円/坪(6.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -6.2％( -1.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 15 件(１年前(2023年)に比べて +36.4％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 41.4年(昨年 34.9年から +18.8 ％増)。平均土地面積は 117.1 坪 (昨年 100.2 坪から +16.8 ％増)。平均建物面積は 41.6 坪 (昨年 39.0 坪から +6.7 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 26.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 34.9 年 → 2024年 41.4 年、+18.8 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 20.8 分 → 2024年 25.4 分、+22.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 ％ → 2024年 60.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示