【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期のJR篠栗線 (桂川駅~吉塚駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.3万円/坪(29.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -47.1%( -85.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(1年前(2021年)に比べて -52.8%( -19件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 11.2年(昨年 24.4年から -54.3 %減)。平均土地面積は 97.0 坪 (昨年 107.0 坪から -9.3 %減)。平均建物面積は 42.7 坪 (昨年 45.4 坪から -5.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。吉塚駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは長者原駅で昨年に比べ +208.6 %、坪単価は 112 万円/坪となった。
上位 1 駅(長者原駅)は +208.6 %(坪単価 +75.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(柚須駅)は -81.6 %(坪単価 -521.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 24.4 年 → 2022年 11.2 年、-54.3 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 29.4 % → 2022年 46.2 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 32.4 % → 2022年 7.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 16.1 分 → 2022年 18.8 分、+16.8 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 13.9 % → 2022年 5.9 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった吉塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 145万円/坪(43.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +50.1%( +48.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -60.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった篠栗駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.2万円/坪(27.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -8.7%( -8.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR篠栗線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
桂川駅 | - | 25.7万/坪 (33.3年/157坪) | 19.7万/坪 (42.0年/80.2坪) |
筑前大分駅 | 9.6万/坪 (54.0年/180坪) | - | - |
九郎原駅 | - | - | - |
城戸南蔵院前駅 | - | - | 3.8万/坪 (53.0年/393坪) |
筑前山手駅 | - | - | - |
篠栗駅 | 90.2万/坪 (12.5年/60.5坪) | 98.8万/坪 (24.6年/191坪) | 70.5万/坪 (21.8年/150坪) |
門松駅 | 108万/坪 (0.3年/68.6坪) | 104万/坪 (13.7年/53.9坪) | 99.2万/坪 (8.2年/144坪) |
長者原駅 | 112万/坪 (7.5年/47.6坪) | 36.2万/坪 (37.4年/156坪) | 52.9万/坪 (27.0年/79.7坪) |
原町駅 | - | 109万/坪 (3.0年/60.1坪) | 142万/坪 (9.3年/176坪) |
柚須駅 | 117万/坪 (4.0年/221坪) | 639万/坪 (19.9年/62.9坪) | 107万/坪 (6.5年/244坪) |
吉塚駅 | 145万/坪 (8.0年/43.1坪) | 96.7万/坪 (28.0年/33.3坪) | 95.1万/坪 (19.8年/52.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
長者原駅 111.7 万/坪(昨年同期比 +208.6 %)
長者原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(33.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +208.6%( +75.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 7.5年(昨年 37.4年から -79.9 %減)。平均土地面積は 47.6 坪 (昨年 156.3 坪から -69.5 %減)。平均建物面積は 31.0 坪 (昨年 68.1 坪から -54.4 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 37.4 年 → 2022年 7.5 年、-79.9 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 9.7 分 → 2022年 7.0 分、-27.6 %と大きく減少)
柚須駅 117.3 万/坪(昨年同期比 -81.6 %)
柚須駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 117万円/坪(35.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -81.6%( -521.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -71.4%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 4.0年(昨年 19.9年から -79.9 %減)。平均土地面積は 220.8 坪 (昨年 62.9 坪から +251.0 %増)。平均建物面積は 93.8 坪 (昨年 47.6 坪から +96.8 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 19.9 年 → 2022年 4.0 年、-79.9 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 9.3 分 → 2022年 16.0 分、+72.3 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示