【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜3月期の東武東上本線 (池袋駅～成増駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 158万円/坪(47.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -20.6％( -41.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 48 件(１年前(2019年)に比べて -14.3％( -8件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 16.8年(昨年 16.8年から -0.3 ％減)。平均土地面積は 36.6 坪 (昨年 32.4 坪から +13.1 ％増)。平均建物面積は 61.1 坪 (昨年 38.7 坪から +57.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。成増駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは成増駅で昨年に比べ +14.4 ％、坪単価は 217 万円/坪となった。
上位 2 駅(成増駅、下赤塚駅)は +11.9 ％(坪単価 +21.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(池袋駅、北池袋駅)は -58.3 ％(坪単価 -275.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 8.9 ％ → 2020年 14.6 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 30.8 ％ → 2020年 13.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 13.5 ％ → 2020年 24.4 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 8.9 ％ → 2020年 6.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった成増駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 217万円/坪(65.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +14.4％( +27.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて -71.4％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となったときわ台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 132万円/坪(40.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -25.2％( -44.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2019年)に比べて -25.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東武東上本線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 池袋駅 | 161万/坪 (34.7年/23.7坪) | 590万/坪 (37.4年/20.2坪) | 250万/坪 (14.0年/75.6坪) |
| 北池袋駅 | 155万/坪 (41.0年/27.2坪) | 277万/坪 (13.0年/32.1坪) | - |
| 下板橋駅 | 211万/坪 (22.7年/132坪) | - | 148万/坪 (26.7年/129坪) |
| 大山駅 | 144万/坪 (26.5年/46.9坪) | 250万/坪 (0年/29.9坪) | 191万/坪 (1.0年/24.2坪) |
| 中板橋駅 | 180万/坪 (1.4年/30.8坪) | 174万/坪 (17.0年/35.9坪) | 191万/坪 (26.6年/56.9坪) |
| ときわ台駅 | 132万/坪 (25.0年/19.2坪) | 177万/坪 (20.0年/30.8坪) | 128万/坪 (20.0年/126坪) |
| 上板橋駅 | 136万/坪 (15.0年/21.6坪) | 131万/坪 (23.6年/39.0坪) | 172万/坪 (14.7年/21.8坪) |
| 東武練馬駅 | 163万/坪 (10.7年/32.7坪) | 199万/坪 (1.0年/30.3坪) | 155万/坪 (11.6年/27.0坪) |
| 下赤塚駅 | 175万/坪 (1.0年/22.7坪) | 160万/坪 (10.2年/23.4坪) | 175万/坪 (20.9年/38.5坪) |
| 成増駅 | 217万/坪 (0年/46.9坪) | 189万/坪 (10.2年/30.5坪) | 143万/坪 (24.6年/23.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
成増駅 216.7 万/坪(昨年同期比 +14.4 ％)
成増駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 217万円/坪(65.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +14.4％( +27.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて -71.4％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.0年(昨年 10.2年から -100.0 ％減)。平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 30.5 坪から +53.9 ％増)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 31.3 坪から -13.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 10.2 年 → 2020年 0.0 年、-100.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 11.4 分 → 2020年 7.5 分、-34.4 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 66.7 ％ → 2020年 100.0 ％)
下赤塚駅 175.2 万/坪(昨年同期比 +9.4 ％)
下赤塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 175万円/坪(53.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +9.4％( +15.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 1.0年(昨年 10.2年から -90.2 ％減)。平均土地面積は 22.7 坪 (昨年 23.4 坪から -3.2 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 31.8 坪から -4.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 10.2 年 → 2020年 1.0 年、-90.2 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 80.0 ％ → 2020年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2019年 10.2 分 → 2020年 12.0 分、+18.0 ％と増加)
池袋駅 160.6 万/坪(昨年同期比 -72.8 ％)
池袋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 161万円/坪(48.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -72.8％( -429.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 34.7年(昨年 37.4年から -7.1 ％減)。平均土地面積は 23.7 坪 (昨年 20.2 坪から +17.5 ％増)。平均建物面積は 35.3 坪 (昨年 69.6 坪から -49.3 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 4.3 分 → 2020年 12.3 分、+184.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 ％ → 2020年 66.7 ％)
北池袋駅 155.4 万/坪(昨年同期比 -43.9 ％)
北池袋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 155万円/坪(47.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -43.9％( -121.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 41.0年(昨年 13.0年から +215.4 ％増)。平均土地面積は 27.2 坪 (昨年 32.1 坪から -15.3 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 35.5 坪から -14.9 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 13.0 年 → 2020年 41.0 年、+215.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 5.5 分 → 2020年 7.0 分、+27.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 ％ → 2020年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示