【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期の妙高はねうまライン (妙高高原駅～直江津駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.3万円/坪(11.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +11.0％( +3.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 47 件(１年前(2022年)に比べて +51.6％( +16件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.5年(昨年 33.1年から -7.7 ％減)。平均土地面積は 116.1 坪 (昨年 116.5 坪から -0.3 ％減)。平均建物面積は 62.1 坪 (昨年 57.0 坪から +9.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。高田駅、直江津駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは新井駅で昨年に比べ +308.9 ％、坪単価は 33.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(新井駅)は +308.9 ％(坪単価 +25.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(南高田駅)は -64.4 ％(坪単価 -50.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 6.7 ％ → 2023年 17.4 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 40.0 ％ → 2023年 39.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 30.0 ％ → 2023年 37.0 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 3.2 ％ → 2023年 2.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった直江津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.4万円/坪(18.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +82.3％( +26.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2022年)に比べて -9.1％( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった南高田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.0万円/坪(8.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -64.4％( -50.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 妙高はねうまライン | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 妙高高原駅 | - | - | 8.0万/坪 (35.0年/157坪) |
| 関山駅 | 2.3万/坪 (61.0年/424坪) | - | 12.7万/坪 (15.0年/19.7坪) |
| 二本木駅 | - | - | - |
| 新井駅 | 33.6万/坪 (35.0年/79.0坪) | 8.2万/坪 (51.0年/91.5坪) | - |
| 北新井駅 | - | - | 13.7万/坪 (30.5年/171坪) |
| 上越妙高駅 | 42.8万/坪 (30.0年/183坪) | - | 23.0万/坪 (22.7年/224坪) |
| 南高田駅 | 28.0万/坪 (33.0年/157坪) | 78.8万/坪 (29.5年/227坪) | 24.8万/坪 (27.5年/89.2坪) |
| 高田駅 | 29.7万/坪 (33.1年/81.7坪) | 20.0万/坪 (36.2年/134坪) | 38.3万/坪 (35.3年/94.7坪) |
| 春日山駅 | 32.6万/坪 (31.9年/93.6坪) | 51.4万/坪 (22.0年/89.7坪) | 55.6万/坪 (11.3年/103坪) |
| 直江津駅 | 59.4万/坪 (18.7年/126坪) | 32.6万/坪 (33.8年/99.8坪) | 38.2万/坪 (23.9年/70.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新井駅 33.6 万/坪(昨年同期比 +308.9 ％)
新井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.6万円/坪(10.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +308.9％( +25.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.0年(昨年 51.0年から -31.4 ％減)。平均土地面積は 79.0 坪 (昨年 91.5 坪から -13.6 ％減)。平均建物面積は 48.8 坪 (昨年 53.7 坪から -9.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 51.0 年 → 2023年 35.0 年、-31.4 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 17.0 分 → 2023年 27.2 分、+60.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 75.0 ％)
南高田駅 28.0 万/坪(昨年同期比 -64.4 ％)
南高田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.0万円/坪(8.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -64.4％( -50.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.0年(昨年 29.5年から +11.9 ％増)。平均土地面積は 156.7 坪 (昨年 226.9 坪から -30.9 ％減)。平均建物面積は 96.5 坪 (昨年 77.9 坪から +23.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 20.0 分 → 2023年 13.8 分、-31.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 40.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 29.5 年 → 2023年 33.0 年、+11.9 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示