【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜6月期の名鉄小牧線 (上飯田駅～犬山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.0万円/坪(26.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +3.5％( +3.0万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 94 件(１年前(2023年)に比べて -16.1％( -18件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 14.6年(昨年 15.2年から -4.1 ％減)。平均土地面積は 60.7 坪 (昨年 53.9 坪から +12.7 ％増)。平均建物面積は 41.8 坪 (昨年 43.6 坪から -4.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が減少。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。小牧原駅、楽田駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは楽田駅で昨年に比べ +90.3 ％、坪単価は 99.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(楽田駅、小牧原駅)は +64.3 ％(坪単価 +37.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(間内駅、牛山駅)は -43.8 ％(坪単価 -32.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 44.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 26.6 ％ → 2024年 20.7 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 8.3 ％ → 2024年 8.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった上飯田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 117万円/坪(35.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -15.8％( -22.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて +33.3％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった間内駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.3万円/坪(6.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -63.0％( -34.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| 名鉄小牧線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 上飯田駅 | 117万/坪 (2.1年/41.6坪) | 139万/坪 (0.6年/41.8坪) | 125万/坪 (3.5年/31.9坪) |
| 味鋺駅 | 75.2万/坪 (17.2年/39.0坪) | 76.0万/坪 (19.2年/61.0坪) | 86.1万/坪 (13.0年/55.0坪) |
| 味美駅 | 98.7万/坪 (6.4年/57.5坪) | 89.6万/坪 (10.3年/39.0坪) | 94.7万/坪 (7.0年/38.6坪) |
| 春日井駅 | 94.3万/坪 (15.9年/55.2坪) | 89.6万/坪 (17.1年/44.9坪) | 92.8万/坪 (12.4年/62.5坪) |
| 牛山駅 | 94.1万/坪 (16.3年/31.0坪) | 125万/坪 (0.8年/50.7坪) | 87.2万/坪 (3.8年/38.6坪) |
| 間内駅 | 20.3万/坪 (53.8年/93.0坪) | 54.9万/坪 (27.3年/44.6坪) | 76.7万/坪 (12.9年/118坪) |
| 小牧口駅 | 107万/坪 (6.3年/40.8坪) | 118万/坪 (12.9年/135坪) | 90.2万/坪 (15.8年/37.8坪) |
| 小牧駅 | 92.7万/坪 (24.3年/45.5坪) | 85.1万/坪 (8.3年/42.7坪) | 101万/坪 (16.1年/112坪) |
| 小牧原駅 | 101万/坪 (13.5年/189坪) | 73.3万/坪 (17.0年/66.2坪) | 68.8万/坪 (21.3年/54.8坪) |
| 味岡駅 | 71.7万/坪 (21.1年/99.6坪) | 60.3万/坪 (21.4年/72.0坪) | 74.9万/坪 (15.4年/70.3坪) |
| 田県神社前駅 | 72.4万/坪 (14.3年/52.3坪) | 83.5万/坪 (15.8年/47.5坪) | 83.5万/坪 (4.8年/50.9坪) |
| 楽田駅 | 99.2万/坪 (0.25年/42.4坪) | 52.1万/坪 (25.3年/43.9坪) | 48.0万/坪 (33.3年/133坪) |
| 羽黒駅 | 58.3万/坪 (18.6年/59.0坪) | 51.1万/坪 (18.8年/66.6坪) | 66.6万/坪 (16.5年/62.9坪) |
| 犬山駅 | 79.9万/坪 (11.3年/59.2坪) | - | 70.6万/坪 (14.5年/59.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
楽田駅 99.2 万/坪(昨年同期比 +90.3 ％)
楽田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.2万円/坪(30.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +90.3％( +47.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.3年(昨年 25.3年から -99.0 ％減)。平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 43.9 坪から -3.4 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 30.8 坪から -1.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 25.3 年 → 2024年 0.3 年、-99.0 ％と大きく減少)
小牧原駅 101.4 万/坪(昨年同期比 +38.3 ％)
小牧原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +38.3％( +28.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 13.5年(昨年 17.0年から -20.6 ％減)。平均土地面積は 188.7 坪 (昨年 66.2 坪から +185.1 ％増)。平均建物面積は 79.7 坪 (昨年 42.4 坪から +88.1 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 17.0 年 → 2024年 13.5 年、-20.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 25.8 分 → 2024年 20.2 分、-21.4 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.5 ％ → 2024年 50.0 ％)
間内駅 20.3 万/坪(昨年同期比 -63.0 ％)
間内駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.3万円/坪(6.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -63.0％( -34.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 53.8年(昨年 27.3年から +97.3 ％増)。平均土地面積は 93.0 坪 (昨年 44.6 坪から +108.5 ％増)。平均建物面積は 21.2 坪 (昨年 28.7 坪から -26.3 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 27.3 年 → 2024年 53.8 年、+97.3 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 30.0 分 → 2024年 45.0 分、+50.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
牛山駅 94.1 万/坪(昨年同期比 -24.6 ％)
牛山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.1万円/坪(28.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -24.6％( -30.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 16.3年(昨年 0.8年から +2062.5 ％増)。平均土地面積は 31.0 坪 (昨年 50.7 坪から -38.8 ％減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 32.5 坪から +7.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 20.5 分 → 2024年 17.5 分、-14.6 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 0.8 年 → 2024年 16.3 年、+2062.5 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示