【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期の山陽新幹線 (福山駅~広島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.8万円/坪(25.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +1.4%( +1.2万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 107 件(1年前(2023年)に比べて -26.7%( -39件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.9年(昨年 22.2年から +47.8 %増)。平均土地面積は 73.0 坪 (昨年 59.6 坪から +22.5 %増)。平均建物面積は 71.8 坪 (昨年 53.8 坪から +33.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。広島駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは広島駅で昨年に比べ +10.9 %、坪単価は 112 万円/坪となった。
上位 1 駅(広島駅)は +10.9 %(坪単価 +11.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(三原駅)は -51.3 %(坪単価 -25.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 40.9 分 → 2024年 33.3 分、-18.6 %と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 22.2 年 → 2024年 32.9 年、+47.8 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.7 % → 2024年 40.4 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 23.5 % → 2024年 37.4 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった広島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(33.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +10.9%( +11.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 58 件(1年前(2023年)に比べて -26.6%( -21件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった三原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.1万円/坪(7.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -51.3%( -25.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 16 件(1年前(2023年)に比べて -36.0%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
山陽新幹線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
福山駅 | 60.8万/坪 (31.0年/106坪) | 69.1万/坪 (19.0年/63.7坪) | 65.4万/坪 (27.1年/92.5坪) |
新尾道駅 | 48.3万/坪 (29.0年/57.5坪) | - | - |
三原駅 | 24.1万/坪 (41.2年/106坪) | 49.4万/坪 (25.4年/55.3坪) | 11.8万/坪 (37.4年/79.0坪) |
東広島駅 | - | - | - |
広島駅 | 112万/坪 (31.7年/46.9坪) | 101万/坪 (22.7年/58.7坪) | 93.9万/坪 (28.1年/64.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
広島駅 111.9 万/坪(昨年同期比 +10.9 %)
広島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(33.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +10.9%( +11.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 58 件(1年前(2023年)に比べて -26.6%( -21件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.7年(昨年 22.7年から +39.4 %増)。平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 58.7 坪から -20.1 %減)。平均建物面積は 66.4 坪 (昨年 67.4 坪から -1.5 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 22.7 年 → 2024年 31.7 年、+39.4 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 26.3 % → 2024年 40.7 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 % → 2024年 35.2 %)
三原駅 24.1 万/坪(昨年同期比 -51.3 %)
三原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.1万円/坪(7.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -51.3%( -25.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 16 件(1年前(2023年)に比べて -36.0%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 41.2年(昨年 25.4年から +62.2 %増)。平均土地面積は 106.3 坪 (昨年 55.3 坪から +92.2 %増)。平均建物面積は 85.9 坪 (昨年 33.3 坪から +157.6 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 34.2 分 → 2024年 21.5 分、-37.2 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 25.4 年 → 2024年 41.2 年、+62.2 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 16.0 % → 2024年 33.3 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 % → 2024年 60.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示