【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年4月〜6月期の近鉄生駒線 (王寺駅～生駒駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.4万円/坪(15.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +14.3％( +6.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 39 件(１年前(2022年)に比べて +14.7％( +5件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 30.3年(昨年 35.4年から -14.5 ％減)。平均土地面積は 52.8 坪 (昨年 57.5 坪から -8.2 ％減)。平均建物面積は 28.8 坪 (昨年 34.2 坪から -15.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。王寺駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは平群駅で昨年に比べ +459.8 ％、坪単価は 112 万円/坪となった。
上位 2 駅(平群駅、王寺駅)は +267.8 ％(坪単価 +57.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(勢野北口駅、菜畑駅)は -60.0 ％(坪単価 -40.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 35.4 年 → 2023年 30.3 年、-14.5 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 54.8 ％ → 2023年 39.5 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 9.7 ％ → 2023年 13.2 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 25.8 ％ → 2023年 31.6 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 8.8 ％ → 2023年 7.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった平群駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(33.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +459.8％( +91.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった勢野北口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.7万円/坪(3.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -69.6％( -26.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 近鉄生駒線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 王寺駅 | 54.1万/坪 (31.9年/52.0坪) | 30.8万/坪 (37.1年/41.3坪) | 46.1万/坪 (30.6年/81.1坪) |
| 信貴山下駅 | 20.7万/坪 (33.3年/116坪) | - | 19.9万/坪 (39.3年/63.5坪) |
| 勢野北口駅 | 11.7万/坪 (55.3年/51.4坪) | 38.5万/坪 (37.8年/52.4坪) | 27.2万/坪 (31.8年/55.2坪) |
| 竜田川駅 | - | 21.4万/坪 (44.3年/62.0坪) | - |
| 平群駅 | 112万/坪 (4.3年/88.2坪) | 20.0万/坪 (52.3年/71.1坪) | 19.5万/坪 (39.6年/50.9坪) |
| 元山上口駅 | 16.5万/坪 (46.3年/49.9坪) | - | 17.6万/坪 (42.3年/75.4坪) |
| 東山駅 | 43.8万/坪 (28.8年/58.2坪) | - | 55.5万/坪 (24.3年/63.5坪) |
| 萩の台駅 | - | 46.7万/坪 (42.3年/56.0坪) | - |
| 南生駒駅 | 109万/坪 (0.25年/44.6坪) | - | 33.1万/坪 (32.9年/41.3坪) |
| 一分駅 | 28.6万/坪 (32.5年/41.1坪) | 33.2万/坪 (35.0年/73.0坪) | 67.3万/坪 (14.6年/59.0坪) |
| 菜畑駅 | 52.6万/坪 (32.3年/36.3坪) | 106万/坪 (5.9年/36.7坪) | - |
| 生駒駅 | 41.5万/坪 (36.6年/40.2坪) | 53.0万/坪 (36.4年/73.9坪) | 48.0万/坪 (34.5年/85.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
平群駅 111.9 万/坪(昨年同期比 +459.8 ％)
平群駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(33.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +459.8％( +91.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 4.3年(昨年 52.3年から -91.9 ％減)。平均土地面積は 88.2 坪 (昨年 71.1 坪から +24.1 ％増)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 43.9 坪から -37.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 52.3 年 → 2023年 4.3 年、-91.9 ％と大きく減少)
王寺駅 54.1 万/坪(昨年同期比 +75.7 ％)
王寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.1万円/坪(16.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +75.7％( +23.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2022年)に比べて +57.1％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.9年(昨年 37.1年から -14.1 ％減)。平均土地面積は 52.0 坪 (昨年 41.3 坪から +26.1 ％増)。平均建物面積は 31.6 坪 (昨年 28.2 坪から +12.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 37.1 年 → 2023年 31.9 年、-14.1 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 27.6 分 → 2023年 20.3 分、-26.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 66.7 ％ → 2023年 40.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 16.7 ％ → 2023年 30.0 ％)
勢野北口駅 11.7 万/坪(昨年同期比 -69.6 ％)
勢野北口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.7万円/坪(3.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -69.6％( -26.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 55.3年(昨年 37.8年から +46.4 ％増)。平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 52.4 坪から -1.9 ％減)。平均建物面積は 19.7 坪 (昨年 34.8 坪から -43.5 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 37.8 年 → 2023年 55.3 年、+46.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2022年 8.0 分 → 2023年 9.0 分、+12.5 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 66.7 ％ → 2023年 100.0 ％)
菜畑駅 52.6 万/坪(昨年同期比 -50.3 ％)
菜畑駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.6万円/坪(15.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -50.3％( -53.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.3年(昨年 5.9年から +444.9 ％増)。平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 36.7 坪から -1.0 ％減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 32.8 坪から -21.5 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 5.9 年 → 2023年 32.3 年、+444.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 5.8 分 → 2023年 9.0 分、+56.5 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示