【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期の近鉄御所線 (尺土駅~近鉄御所駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.6万円/坪(8.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -44.7%( -22.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 16 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 34.2年(昨年 19.9年から +71.8 %増)。平均土地面積は 66.4 坪 (昨年 96.8 坪から -31.4 %減)。平均建物面積は 37.3 坪 (昨年 53.3 坪から -30.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全ての駅において下落した。尺土駅は、昨年から 5 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは忍海駅で昨年に比べ -75.5 %、坪単価は 16.5 万円/坪となった。
上位 1 駅(尺土駅)は -17.7 %(坪単価 -4.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(忍海駅)は -75.5 %(坪単価 -50.9 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 19.9 年 → 2024年 34.2 年、+71.8 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.5 % → 2024年 35.7 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 37.5 % → 2024年 57.1 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった近鉄新庄駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.2万円/坪(18.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -35.2%( -33.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった近鉄御所駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.6万円/坪(3.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -21.5%( -3.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて +133.3%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
近鉄御所線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
尺土駅 | 20.2万/坪 (42.0年/66.0坪) | 24.6万/坪 (38.0年/33.3坪) | 58.7万/坪 (15.0年/39.3坪) |
近鉄新庄駅 | 62.2万/坪 (16.7年/44.6坪) | 96.0万/坪 (0.5年/46.1坪) | 81.4万/坪 (0.7年/48.0坪) |
忍海駅 | 16.5万/坪 (23.0年/152坪) | 67.4万/坪 (11.5年/65.0坪) | - |
近鉄御所駅 | 12.6万/坪 (39.9年/54.5坪) | 16.1万/坪 (32.4年/173坪) | 31.5万/坪 (25.0年/71.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
尺土駅 20.2 万/坪(昨年同期比 -17.7 %)
尺土駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.2万円/坪(6.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -17.7%( -4.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 42.0年(昨年 38.0年から +10.5 %増)。平均土地面積は 66.0 坪 (昨年 33.3 坪から +98.5 %増)。平均建物面積は 50.9 坪 (昨年 27.2 坪から +87.0 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 15.0 分 → 2024年 9.0 分、-40.0 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 33.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 38.0 年 → 2024年 42.0 年、+10.5 %と増加)
忍海駅 16.5 万/坪(昨年同期比 -75.5 %)
忍海駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.5万円/坪(5.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -75.5%( -50.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 23.0年(昨年 11.5年から +100.0 %増)。平均土地面積は 152.0 坪 (昨年 65.0 坪から +133.7 %増)。平均建物面積は 57.5 坪 (昨年 42.4 坪から +35.7 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 11.5 年 → 2024年 23.0 年、+100.0 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 9.5 分 → 2024年 17.5 分、+84.2 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示