【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年4月〜6月期の近鉄天理線 (平端駅~天理駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.3万円/坪(22.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +34.1%( +18.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2022年)に比べて +22.2%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 8.6年(昨年 15.5年から -44.4 %減)。平均土地面積は 44.8 坪 (昨年 76.1 坪から -41.1 %減)。平均建物面積は 37.4 坪 (昨年 59.0 坪から -36.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。平端駅は、昨年から 5 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは天理駅で昨年に比べ +344.4 %、坪単価は 22.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(天理駅)は +344.4 %(坪単価 +17.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(前栽駅)は -9.4 %(坪単価 -9.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 15.5 年 → 2023年 8.6 年、-44.4 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 12.9 分 → 2023年 9.0 分、-30.2 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 37.5 % → 2023年 72.7 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 22.2 % → 2023年 45.5 %)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 12.5 % → 2023年 9.1 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった前栽駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.8万円/坪(26.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -9.4%( -9.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 5 件(1年前(2022年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった天理駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.0万円/坪(6.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +344.4%( +17.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
近鉄天理線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
平端駅 | 65.8万/坪 (13.6年/33.3坪) | 61.2万/坪 (0.8年/31.8坪) | - |
二階堂駅 | 73.7万/坪 (1.3年/48.4坪) | 24.6万/坪 (31.6年/27.2坪) | 43.7万/坪 (15.6年/40.8坪) |
前栽駅 | 87.8万/坪 (0.9年/48.7坪) | 96.9万/坪 (9.3年/129坪) | 66.3万/坪 (13.4年/59.5坪) |
天理駅 | 22.0万/坪 (47.3年/52.9坪) | 5.0万/坪 (0年/154坪) | 80.9万/坪 (9.3年/41.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
天理駅 22.0 万/坪(昨年同期比 +344.4 %)
天理駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.0万円/坪(6.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +344.4%( +17.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 52.9 坪 (昨年 154.3 坪から -65.7 %減)。平均建物面積は 81.7 坪 (昨年 121.0 坪から -32.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 30.0 分 → 2023年 5.0 分、-83.3 %と大きく減少)
前栽駅 87.8 万/坪(昨年同期比 -9.4 %)
前栽駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.8万円/坪(26.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -9.4%( -9.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 5 件(1年前(2022年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 0.9年(昨年 9.3年から -90.8 %減)。平均土地面積は 48.7 坪 (昨年 128.6 坪から -62.1 %減)。平均建物面積は 34.2 坪 (昨年 91.3 坪から -62.5 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 9.3 年 → 2023年 0.9 年、-90.8 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 12.3 分 → 2023年 8.2 分、-33.5 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示