【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜9月期のJR桜島線 (西九条駅～桜島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 110万円/坪(33.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +30.1％( +25.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 31 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 31.2年(昨年 27.0年から +15.7 ％増)。平均土地面積は 25.3 坪 (昨年 26.7 坪から -5.3 ％減)。平均建物面積は 38.8 坪 (昨年 52.1 坪から -25.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。西九条駅、安治川口駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは西九条駅で昨年に比べ +37.4 ％、坪単価は 122 万円/坪となった。
上位 1 駅(西九条駅)は +37.4 ％(坪単価 +33.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(安治川口駅)は +24.5 ％(坪単価 +18.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 36.7 ％ → 2024年 45.2 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 44.4 ％ → 2024年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 27.0 年 → 2024年 31.2 年、+15.7 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 22.2 ％ → 2024年 30.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西九条駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 122万円/坪(36.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +37.4％( +33.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 18 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった安治川口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.5万円/坪(28.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +24.5％( +18.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(１年前(2023年)に比べて +18.2％( +2件/坪)と好調に推移しています。)。
| JR桜島線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西九条駅 | 122万/坪 (33.1年/20.3坪) | 88.7万/坪 (29.4年/31.4坪) | 89.3万/坪 (32.5年/36.6坪) |
| 安治川口駅 | 94.5万/坪 (28.8年/32.2坪) | 75.9万/坪 (22.7年/19.9坪) | 59.5万/坪 (31.7年/74.4坪) |
| ユニバーサルシティ駅 | - | 96.4万/坪 (0年/19.7坪) | 139万/坪 (0年/30.3坪) |
| 桜島駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
西九条駅 121.9 万/坪(昨年同期比 +37.4 ％)
西九条駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 122万円/坪(36.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +37.4％( +33.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 18 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 33.1年(昨年 29.4年から +12.3 ％増)。平均土地面積は 20.3 坪 (昨年 31.4 坪から -35.6 ％減)。平均建物面積は 39.7 坪 (昨年 65.0 坪から -38.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 7.1 分 → 2024年 5.7 分、-19.5 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 55.6 ％ → 2024年 66.7 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 35.3 ％ → 2024年 35.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 29.4 年 → 2024年 33.1 年、+12.3 ％と増加)
安治川口駅 94.5 万/坪(昨年同期比 +24.5 ％)
安治川口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.5万円/坪(28.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +24.5％( +18.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(１年前(2023年)に比べて +18.2％( +2件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 28.8年(昨年 22.7年から +26.4 ％増)。平均土地面積は 32.2 坪 (昨年 19.9 坪から +61.6 ％増)。平均建物面積は 37.7 坪 (昨年 32.6 坪から +15.7 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 60.0 ％ → 2024年 30.8 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.0 ％ → 2024年 15.4 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 22.7 年 → 2024年 28.8 年、+26.4 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示