【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜12月期のJR桜島線 (西九条駅～桜島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.3万円/坪(25.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +9.5％( +7.3万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 31 件(１年前(2022年)に比べて +19.2％( +5件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 27.0年(昨年 32.1年から -16.1 ％減)。平均土地面積は 26.7 坪 (昨年 53.8 坪から -50.4 ％減)。平均建物面積は 52.1 坪 (昨年 74.3 坪から -29.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。安治川口駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは安治川口駅で昨年に比べ +27.5 ％、坪単価は 75.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(安治川口駅)は +27.5 ％(坪単価 +16.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(ユニバーサルシティ駅)は -30.4 ％(坪単価 -42.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 32.1 年 → 2023年 27.0 年、-16.1 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 37.5 ％ → 2023年 22.2 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 36.7 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 37.5 ％ → 2023年 44.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となったユニバーサルシティ駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.4万円/坪(29.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -30.4％( -42.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった安治川口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.9万円/坪(23.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +27.5％( +16.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2022年)に比べて -8.3％( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
| JR桜島線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西九条駅 | 88.7万/坪 (29.4年/31.4坪) | 89.3万/坪 (32.5年/36.6坪) | 94.6万/坪 (39.7年/21.6坪) |
| 安治川口駅 | 75.9万/坪 (22.7年/19.9坪) | 59.5万/坪 (31.7年/74.4坪) | 75.3万/坪 (24.7年/22.3坪) |
| ユニバーサルシティ駅 | 96.4万/坪 (0年/19.7坪) | 139万/坪 (0年/30.3坪) | - |
| 桜島駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
安治川口駅 75.9 万/坪(昨年同期比 +27.5 ％)
安治川口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.9万円/坪(23.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +27.5％( +16.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2022年)に比べて -8.3％( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 22.7年(昨年 31.7年から -28.3 ％減)。平均土地面積は 19.9 坪 (昨年 74.4 坪から -73.2 ％減)。平均建物面積は 32.6 坪 (昨年 73.2 坪から -55.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 31.7 年 → 2023年 22.7 年、-28.3 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2022年 15.9 分 → 2023年 13.8 分、-13.3 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 8.3 ％ → 2023年 10.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 60.0 ％)
ユニバーサルシティ駅 96.4 万/坪(昨年同期比 -30.4 ％)
ユニバーサルシティ駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.4万円/坪(29.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -30.4％( -42.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 19.7 坪 (昨年 30.3 坪から -35.0 ％減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 31.8 坪から +14.3 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示