【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年10月〜12月期の阪堺電軌阪堺線 (恵美須町駅～船尾駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.8万円/坪(20.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -7.6％( -5.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 9 件(１年前(2019年)に比べて -10.0％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 35.3年(昨年 24.4年から +44.6 ％増)。平均土地面積は 30.8 坪 (昨年 61.6 坪から -50.0 ％減)。平均建物面積は 86.9 坪 (昨年 109.1 坪から -20.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。恵美須町駅は、昨年から 5 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは我孫子道駅で昨年に比べ -31.7 ％、坪単価は 76.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(聖天坂駅)は +121.9 ％(坪単価 +66.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(我孫子道駅)は -31.7 ％(坪単価 -35.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 22.2 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 24.4 年 → 2020年 35.3 年、+44.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 4.3 分 → 2020年 5.8 分、+34.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 ％ → 2020年 55.6 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 90.0 ％ → 2020年 22.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった聖天坂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 121万円/坪(36.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +121.9％( +66.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった恵美須町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.5万円/坪(17.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -15.0％( -10.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 阪堺電軌阪堺線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 恵美須町駅 | 57.5万/坪 (59.3年/50.7坪) | 67.6万/坪 (28.8年/134坪) | 302万/坪 (15.0年/58.6坪) |
| 今池駅 | - | - | - |
| 今船駅 | - | - | - |
| 松田町駅 | 29.1万/坪 (34.8年/12.1坪) | - | - |
| 北天下茶屋駅 | 40.2万/坪 (43.3年/16.6坪) | - | - |
| 聖天坂駅 | 121万/坪 (26.3年/46.9坪) | 54.6万/坪 (23.8年/49.9坪) | 45.5万/坪 (38.8年/30.3坪) |
| 天神ノ森駅 | - | - | - |
| 東玉出駅 | - | - | - |
| 塚西駅 | - | - | - |
| 東粉浜駅 | - | 126万/坪 (0年/18.2坪) | 61.6万/坪 (60.8年/23.4坪) |
| 住吉駅 | - | - | - |
| 細井川駅 | - | - | - |
| 安立町駅 | - | 13.2万/坪 (46.3年/12.1坪) | - |
| 我孫子道駅 | 76.0万/坪 (12.8年/18.2坪) | 111万/坪 (0.8年/40.3坪) | 60.0万/坪 (24.9年/29.2坪) |
| 大和川駅 | - | - | - |
| 綾ノ町駅 | - | - | - |
| 妙国寺前駅 | - | - | - |
| 宿院駅 | - | - | - |
| 寺地町駅 | - | - | - |
| 御陵前駅 | - | - | - |
| 東湊駅 | - | - | - |
| 石津北駅 | - | - | - |
| 石津駅 | - | - | - |
| 船尾駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
聖天坂駅 121.2 万/坪(昨年同期比 +121.9 ％)
聖天坂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 121万円/坪(36.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +121.9％( +66.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.3年(昨年 23.8年から +10.5 ％増)。平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 49.9 坪から -6.1 ％減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 34.8 坪から -26.1 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2019年 23.8 年 → 2020年 26.3 年、+10.5 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 4.0 分 → 2020年 7.5 分、+87.5 ％と大きく増加)
我孫子道駅 76.0 万/坪(昨年同期比 -31.7 ％)
我孫子道駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.0万円/坪(23.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -31.7％( -35.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 12.8年(昨年 0.8年から +1593.8 ％増)。平均土地面積は 18.2 坪 (昨年 40.3 坪から -55.0 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 40.3 坪から -25.0 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 0.8 年 → 2020年 12.8 年、+1593.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 3.7 分 → 2020年 4.5 分、+22.7 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示