【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期のJR東金線 (大網駅～成東駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.9万円/坪(14.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +15.6％( +6.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 47 件(１年前(2023年)に比べて -21.7％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.0年(昨年 30.4年から -21.1 ％減)。平均土地面積は 75.1 坪 (昨年 112.0 坪から -33.0 ％減)。平均建物面積は 31.9 坪 (昨年 37.3 坪から -14.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。東金駅、成東駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは福俵駅で昨年に比べ +187.2 ％、坪単価は 57.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(福俵駅)は +187.2 ％(坪単価 +37.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(大網駅)は +7.0 ％(坪単価 +3.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 30.4 年 → 2024年 24.0 年、-21.1 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.5 ％ → 2024年 19.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 23.6 ％ → 2024年 11.9 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 58.2 ％ → 2024年 59.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大網駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.9万円/坪(17.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +7.0％( +3.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 17 件(１年前(2023年)に比べて -48.5％( -16件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった成東駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.3万円/坪(10.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +61.2％( +12.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2023年)に比べて +11.1％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
| JR東金線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大網駅 | 58.9万/坪 (21.6年/77.0坪) | 55.1万/坪 (27.8年/114坪) | 48.8万/坪 (23.4年/82.1坪) |
| 福俵駅 | 57.9万/坪 (34.0年/59.0坪) | 20.1万/坪 (36.0年/44.6坪) | 68.4万/坪 (0.7年/48.9坪) |
| 東金駅 | 40.9万/坪 (27.1年/68.0坪) | 27.5万/坪 (34.9年/113坪) | 37.7万/坪 (25.2年/55.4坪) |
| 求名駅 | 44.2万/坪 (21.5年/62.0坪) | 18.3万/坪 (35.6年/183坪) | 23.6万/坪 (29.7年/44.9坪) |
| 成東駅 | 33.3万/坪 (23.7年/89.4坪) | 20.7万/坪 (30.2年/73.2坪) | 35.7万/坪 (32.6年/78.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
福俵駅 57.9 万/坪(昨年同期比 +187.2 ％)
福俵駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.9万円/坪(17.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +187.2％( +37.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.0年(昨年 36.0年から -5.5 ％減)。平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 44.6 坪から +32.2 ％増)。平均建物面積は 24.2 坪 (昨年 81.7 坪から -70.4 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
大網駅 58.9 万/坪(昨年同期比 +7.0 ％)
大網駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.9万円/坪(17.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +7.0％( +3.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 17 件(１年前(2023年)に比べて -48.5％( -16件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.6年(昨年 27.8年から -22.1 ％減)。平均土地面積は 77.0 坪 (昨年 114.5 坪から -32.8 ％減)。平均建物面積は 35.5 坪 (昨年 37.1 坪から -4.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 27.8 年 → 2024年 21.6 年、-22.1 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.7 ％ → 2024年 20.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 19.4 ％ → 2024年 6.7 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 54.8 ％ → 2024年 60.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示