【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年10月〜12月期のJR東金線 (大網駅~成東駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.4万円/坪(13.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +19.8%( +7.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 64 件(1年前(2021年)に比べて +1.6%( +1件/坪)と僅かに増加しています。)。
平均築年数は 24.8年(昨年 26.1年から -4.8 %減)。平均土地面積は 99.6 坪 (昨年 94.8 坪から +5.0 %増)。平均建物面積は 43.8 坪 (昨年 39.8 坪から +10.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。大網駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは求名駅で昨年に比べ +193.5 %、坪単価は 31.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(求名駅)は +193.5 %(坪単価 +20.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(福俵駅)は -56.4 %(坪単価 -29.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.4 % → 2022年 15.9 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 64.3 % → 2022年 58.7 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 8.9 % → 2022年 12.7 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 1.8 % → 2022年 1.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大網駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.2万円/坪(18.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +76.5%( +26.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 25 件(1年前(2021年)に比べて -16.7%( -5件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった成東駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.5万円/坪(3.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -56.2%( -16.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて -16.7%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
JR東金線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
大網駅 | 60.2万/坪 (20.0年/102坪) | 34.1万/坪 (27.9年/87.3坪) | 24.9万/坪 (29.5年/99.8坪) |
福俵駅 | 22.7万/坪 (18.4年/59.6坪) | 51.9万/坪 (0年/141坪) | 30.4万/坪 (18.1年/51.4坪) |
東金駅 | 39.2万/坪 (27.7年/102坪) | 41.4万/坪 (22.5年/90.6坪) | 27.2万/坪 (29.0年/96.0坪) |
求名駅 | 31.6万/坪 (25.6年/136坪) | 10.8万/坪 (22.3年/281坪) | 20.3万/坪 (23.8年/48.4坪) |
成東駅 | 12.5万/坪 (40.6年/73.2坪) | 28.5万/坪 (28.9年/61.8坪) | 17.0万/坪 (31.4年/55.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
求名駅 31.6 万/坪(昨年同期比 +193.5 %)
求名駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.6万円/坪(9.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +193.5%( +20.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて +200.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.6年(昨年 22.3年から +15.0 %増)。平均土地面積は 136.4 坪 (昨年 280.6 坪から -51.4 %減)。平均建物面積は 74.6 坪 (昨年 127.8 坪から -41.6 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 22.3 年 → 2022年 25.6 年、+15.0 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 30.0 分 → 2022年 36.7 分、+22.2 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 83.3 %)
福俵駅 22.7 万/坪(昨年同期比 -56.4 %)
福俵駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.7万円/坪(6.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -56.4%( -29.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 59.6 坪 (昨年 140.7 坪から -57.6 %減)。平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 35.8 坪から -36.6 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 10.3 分 → 2022年 42.8 分、+314.2 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示