【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期の小湊鉄道 (五井駅～上総中野駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.7万円/坪(18.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +18.9％( +9.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 85 件(１年前(2023年)に比べて -59.1％( -123件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.1年(昨年 29.6年から -4.9 ％減)。平均土地面積は 72.3 坪 (昨年 70.2 坪から +3.0 ％増)。平均建物面積は 33.8 坪 (昨年 41.7 坪から -19.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。五井駅、上総村上駅、光風台駅、上総牛久駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは上総鶴舞駅で昨年に比べ +799.7 ％、坪単価は 21.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(上総鶴舞駅、馬立駅)は +565.5 ％(坪単価 +26.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(海士有木駅、上総三又駅)は -34.6 ％(坪単価 -12.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 18.4 ％ → 2024年 23.7 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 37.9 ％ → 2024年 34.2 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 35.4 ％ → 2024年 35.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった五井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.1万円/坪(23.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +21.7％( +13.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 53 件(１年前(2023年)に比べて -61.9％( -86件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上総三又駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.7万円/坪(3.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -4.0％( -0.5万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 小湊鉄道 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 五井駅 | 77.1万/坪 (22.5年/63.8坪) | 63.3万/坪 (24.9年/72.4坪) | 77.5万/坪 (18.0年/65.9坪) |
| 上総村上駅 | 36.7万/坪 (37.0年/57.5坪) | 22.9万/坪 (47.5年/79.2坪) | 48.1万/坪 (22.3年/57.5坪) |
| 海士有木駅 | 13.1万/坪 (38.4年/264坪) | 37.7万/坪 (45.9年/72.6坪) | 43.4万/坪 (42.7年/176坪) |
| 上総三又駅 | 11.7万/坪 (48.1年/79.2坪) | 12.2万/坪 (34.8年/51.4坪) | 26.4万/坪 (28.8年/108坪) |
| 上総山田駅 | - | - | 21.0万/坪 (24.9年/153坪) |
| 光風台駅 | 45.4万/坪 (35.5年/64.2坪) | 32.7万/坪 (35.9年/71.0坪) | 27.8万/坪 (35.3年/56.0坪) |
| 馬立駅 | 42.4万/坪 (27.8年/105坪) | 9.8万/坪 (43.3年/44.0坪) | 27.6万/坪 (35.0年/99.3坪) |
| 上総牛久駅 | 28.0万/坪 (46.0年/113坪) | 15.0万/坪 (39.1年/71.6坪) | 16.9万/坪 (34.9年/63.8坪) |
| 上総川間駅 | 8.9万/坪 (40.7年/50.9坪) | - | 8.1万/坪 (51.5年/154坪) |
| 上総鶴舞駅 | 21.7万/坪 (32.0年/83.2坪) | 2.4万/坪 (41.2年/55.0坪) | 10.4万/坪 (38.5年/85.5坪) |
| 上総久保駅 | - | - | 0.8万/坪 (0年/188坪) |
| 高滝駅 | - | - | 48.9万/坪 (11.1年/121坪) |
| 里見駅 | - | - | - |
| 飯給駅 | - | 2.4万/坪 (0年/197坪) | |
| 月崎駅 | - | - | - |
| 上総大久保駅 | - | - | - |
| 養老渓谷駅 | - | - | - |
| 上総中野駅 | 7.4万/坪 (35.0年/69.6坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
上総鶴舞駅 21.7 万/坪(昨年同期比 +799.7 ％)
上総鶴舞駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.7万円/坪(6.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +799.7％( +19.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.0年(昨年 41.2年から -22.3 ％減)。平均土地面積は 83.2 坪 (昨年 55.0 坪から +51.4 ％増)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 31.8 坪から +19.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 41.2 年 → 2024年 32.0 年、-22.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 25.3 分 → 2024年 29.5 分、+16.4 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 100.0 ％)
馬立駅 42.4 万/坪(昨年同期比 +331.3 ％)
馬立駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.4万円/坪(12.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +331.3％( +32.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.8年(昨年 43.3年から -35.7 ％減)。平均土地面積は 105.1 坪 (昨年 44.0 坪から +139.0 ％増)。平均建物面積は 30.6 坪 (昨年 22.1 坪から +38.9 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 43.3 年 → 2024年 27.8 年、-35.7 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 27.8 分 → 2024年 17.0 分、-38.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 75.0 ％ → 2024年 25.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
海士有木駅 13.1 万/坪(昨年同期比 -65.3 ％)
海士有木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.1万円/坪(4.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -65.3％( -24.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 38.4年(昨年 45.9年から -16.4 ％減)。平均土地面積は 263.9 坪 (昨年 72.6 坪から +263.5 ％増)。平均建物面積は 38.8 坪 (昨年 22.7 坪から +71.1 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 45.9 年 → 2024年 38.4 年、-16.4 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 33.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 16.0 分 → 2024年 40.0 分、+150.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 66.7 ％)
上総三又駅 11.7 万/坪(昨年同期比 -4.0 ％)
上総三又駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.7万円/坪(3.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -4.0％( -0.5万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 48.1年(昨年 34.8年から +38.4 ％増)。平均土地面積は 79.2 坪 (昨年 51.4 坪から +53.9 ％増)。平均建物面積は 29.2 坪 (昨年 28.7 坪から +1.8 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 34.8 年 → 2024年 48.1 年、+38.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 12.0 分 → 2024年 18.0 分、+50.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示