【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期の神戸電鉄有馬線 (長田駅～有馬温泉駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.6万円/坪(16.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +0.7％( +0.4万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 47 件(１年前(2022年)に比べて +27.0％( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.7年(昨年 27.3年から +30.8 ％増)。平均土地面積は 54.7 坪 (昨年 43.2 坪から +26.7 ％増)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 33.2 坪から +27.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。長田駅、丸山駅、鈴蘭台駅、谷上駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは箕谷駅で昨年に比べ +137.1 ％、坪単価は 69.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(箕谷駅、丸山駅)は +112.8 ％(坪単価 +28.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大池駅、山の街駅)は -66.3 ％(坪単価 -47.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 8.1 ％ → 2023年 14.9 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 32.4 ％ → 2023年 30.4 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 27.3 年 → 2023年 35.7 年、+30.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2022年 11.8 分 → 2023年 13.0 分、+10.1 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 35.1 ％ → 2023年 50.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 29.7 ％ → 2023年 13.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった北鈴蘭台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.3万円/坪(21.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -14.2％( -11.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 8 件(１年前(2022年)に比べて +14.3％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大池駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.8万円/坪(6.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -74.8％( -61.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 神戸電鉄有馬線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 長田駅 | 55.1万/坪 (27.6年/63.8坪) | 42.9万/坪 (31.7年/26.2坪) | 38.8万/坪 (39.5年/37.8坪) |
| 丸山駅 | 35.0万/坪 (45.0年/26.1坪) | 18.5万/坪 (52.0年/42.4坪) | 26.0万/坪 (29.0年/43.9坪) |
| 鵯越駅 | - | 21.9万/坪 (41.5年/26.5坪) | 7.7万/坪 (44.0年/112坪) |
| 鈴蘭台駅 | 55.7万/坪 (47.4年/63.0坪) | 41.7万/坪 (37.4年/45.9坪) | 35.9万/坪 (31.7年/45.4坪) |
| 北鈴蘭台駅 | 72.3万/坪 (27.1年/46.1坪) | 84.3万/坪 (18.7年/52.5坪) | 83.5万/坪 (14.7年/45.5坪) |
| 山の街駅 | 24.2万/坪 (44.0年/50.4坪) | 57.2万/坪 (21.8年/46.0坪) | 43.6万/坪 (31.0年/57.5坪) |
| 箕谷駅 | 69.0万/坪 (27.7年/64.5坪) | 29.1万/坪 (28.0年/31.8坪) | 29.9万/坪 (34.4年/66.6坪) |
| 谷上駅 | 64.0万/坪 (24.3年/59.4坪) | 49.6万/坪 (29.0年/45.4坪) | 8.6万/坪 (46.0年/28.7坪) |
| 花山駅 | 28.9万/坪 (31.0年/66.6坪) | 51.0万/坪 (13.0年/45.4坪) | 13.4万/坪 (38.0年/49.9坪) |
| 大池駅 | 20.8万/坪 (38.4年/34.8坪) | 82.6万/坪 (6.3年/38.6坪) | 67.6万/坪 (11.6年/39.3坪) |
| 神鉄六甲駅 | - | - | 56.7万/坪 (21.0年/127坪) |
| 唐櫃台駅 | - | 19.7万/坪 (40.5年/46.9坪) | 58.0万/坪 (19.0年/55.2坪) |
| 有馬口駅 | - | - | 75.6万/坪 (7.0年/30.3坪) |
| 有馬温泉駅 | 25.4万/坪 (48.0年/84.7坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
箕谷駅 69.0 万/坪(昨年同期比 +137.1 ％)
箕谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.0万円/坪(20.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +137.1％( +39.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2022年)に比べて +500.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.7年(昨年 28.0年から -1.2 ％減)。平均土地面積は 64.5 坪 (昨年 31.8 坪から +103.2 ％増)。平均建物面積は 40.3 坪 (昨年 30.3 坪から +33.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 18.0 分 → 2023年 14.7 分、-18.5 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 66.7 ％)
丸山駅 35.0 万/坪(昨年同期比 +88.6 ％)
丸山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.0万円/坪(10.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +88.6％( +16.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 45.0年(昨年 52.0年から -13.5 ％減)。平均土地面積は 26.1 坪 (昨年 42.4 坪から -38.4 ％減)。平均建物面積は 28.4 坪 (昨年 25.0 坪から +13.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 52.0 年 → 2023年 45.0 年、-13.5 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 11.0 分 → 2023年 8.8 分、-20.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 75.0 ％)
大池駅 20.8 万/坪(昨年同期比 -74.8 ％)
大池駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.8万円/坪(6.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -74.8％( -61.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.4年(昨年 6.3年から +513.3 ％増)。平均土地面積は 34.8 坪 (昨年 38.6 坪から -9.8 ％減)。平均建物面積は 28.2 坪 (昨年 31.4 坪から -10.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 10.0 分 → 2023年 6.3 分、-36.7 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 6.3 年 → 2023年 38.4 年、+513.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 ％ → 2023年 66.7 ％)
山の街駅 24.2 万/坪(昨年同期比 -57.7 ％)
山の街駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.2万円/坪(7.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -57.7％( -33.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 44.0年(昨年 21.8年から +101.8 ％増)。平均土地面積は 50.4 坪 (昨年 46.0 坪から +9.6 ％増)。平均建物面積は 28.2 坪 (昨年 29.0 坪から -2.8 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 21.8 年 → 2023年 44.0 年、+101.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 15.2 分 → 2023年 19.5 分、+28.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 40.0 ％ → 2023年 75.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示