【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年4月〜6月期の神戸電鉄有馬線 (湊川駅～有馬温泉駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.7万円/坪(14.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +9.4％( +4.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 48 件(１年前(2019年)に比べて +11.6％( +5件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 25.6年(昨年 26.1年から -2.1 ％減)。平均土地面積は 64.0 坪 (昨年 62.1 坪から +3.0 ％増)。平均建物面積は 44.4 坪 (昨年 45.0 坪から -1.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。箕谷駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは丸山駅で昨年に比べ +426.3 ％、坪単価は 36.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(丸山駅、大池駅)は +282.0 ％(坪単価 +29.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(山の街駅、北鈴蘭台駅)は -7.2 ％(坪単価 -3.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 14.2 分 → 2020年 10.1 分、-28.9 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.3 ％ → 2020年 22.9 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 34.3 ％ → 2020年 27.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.7 ％ → 2020年 36.4 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 4.7 ％ → 2020年 2.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった北鈴蘭台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.3万円/坪(21.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +10.0％( +6.5万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 9 件(１年前(2019年)に比べて +80.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった丸山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.5万円/坪(11.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +426.3％( +29.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2019年)に比べて +500.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 神戸電鉄有馬線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 湊川駅 | - | - | - |
| 長田駅 | 38.5万/坪 (31.6年/78.1坪) | - | 29.8万/坪 (33.9年/28.5坪) |
| 丸山駅 | 36.5万/坪 (30.1年/36.8坪) | 6.9万/坪 (0年/19.7坪) | 22.7万/坪 (58.8年/15.9坪) |
| 鵯越駅 | - | 19.8万/坪 (44.3年/51.4坪) | 47.3万/坪 (39.9年/55.0坪) |
| 鈴蘭台駅 | 42.9万/坪 (28.8年/62.0坪) | 36.7万/坪 (32.1年/78.7坪) | 36.8万/坪 (23.7年/69.3坪) |
| 北鈴蘭台駅 | 71.3万/坪 (14.5年/54.5坪) | 64.8万/坪 (26.3年/61.4坪) | 53.7万/坪 (27.5年/57.2坪) |
| 山の街駅 | 39.5万/坪 (32.4年/90.1坪) | 52.2万/坪 (23.2年/52.6坪) | 44.7万/坪 (27.5年/51.4坪) |
| 箕谷駅 | 64.3万/坪 (24.8年/80.7坪) | 42.2万/坪 (20.9年/88.9坪) | 37.8万/坪 (28.3年/56.0坪) |
| 谷上駅 | - | - | 59.6万/坪 (12.8年/49.9坪) |
| 花山駅 | - | 66.6万/坪 (10.8年/64.3坪) | 23.5万/坪 (36.9年/55.1坪) |
| 大池駅 | 52.1万/坪 (16.5年/52.0坪) | 21.9万/坪 (41.8年/69.6坪) | - |
| 神鉄六甲駅 | - | 60.8万/坪 (8.3年/51.4坪) | 58.6万/坪 (9.3年/51.4坪) |
| 唐櫃台駅 | - | 10.2万/坪 (51.3年/63.5坪) | 47.0万/坪 (16.3年/53.3坪) |
| 有馬口駅 | 31.0万/坪 (32.3年/33.3坪) | - | - |
| 有馬温泉駅 | - | 25.5万/坪 (0年/48.4坪) | 18.0万/坪 (31.3年/127坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
丸山駅 36.5 万/坪(昨年同期比 +426.3 ％)
丸山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.5万円/坪(11.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +426.3％( +29.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2019年)に比べて +500.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 36.8 坪 (昨年 19.7 坪から +87.2 ％増)。平均建物面積は 33.8 坪 (昨年 31.8 坪から +6.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 5.0 分 → 2020年 11.7 分、+133.3 ％と大きく増加)
大池駅 52.1 万/坪(昨年同期比 +137.6 ％)
大池駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.1万円/坪(15.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +137.6％( +30.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2019年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.5年(昨年 41.8年から -60.6 ％減)。平均土地面積は 52.0 坪 (昨年 69.6 坪から -25.2 ％減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 39.3 坪から -15.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 41.8 年 → 2020年 16.5 年、-60.6 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 20.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2019年 8.0 分 → 2020年 9.6 分、+20.0 ％と増加)
山の街駅 39.5 万/坪(昨年同期比 -24.3 ％)
山の街駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.5万円/坪(11.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -24.3％( -12.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2019年)に比べて -46.2％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.4年(昨年 23.2年から +39.8 ％増)。平均土地面積は 90.1 坪 (昨年 52.6 坪から +71.3 ％増)。平均建物面積は 53.9 坪 (昨年 31.8 坪から +69.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 15.6 分 → 2020年 10.0 分、-36.0 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 23.1 ％ → 2020年 28.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 23.2 年 → 2020年 32.4 年、+39.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 ％ → 2020年 57.1 ％)
北鈴蘭台駅 71.3 万/坪(昨年同期比 +10.0 ％)
北鈴蘭台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.3万円/坪(21.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +10.0％( +6.5万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 9 件(１年前(2019年)に比べて +80.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 14.5年(昨年 26.3年から -44.9 ％減)。平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 61.4 坪から -11.3 ％減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 37.1 坪から -6.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 26.3 年 → 2020年 14.5 年、-44.9 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 20.0 ％ → 2020年 33.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 10.0 分 → 2020年 13.3 分、+33.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示