【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年10月〜12月期のJR京都線 (京都駅~山崎駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 110万円/坪(33.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +35.6%( +28.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 59 件(1年前(2020年)に比べて +73.5%( +25件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.6年(昨年 25.4年から -11.0 %減)。平均土地面積は 34.4 坪 (昨年 46.2 坪から -25.6 %減)。平均建物面積は 35.7 坪 (昨年 51.0 坪から -30.1 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。西大路駅、桂川駅、向日町駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは京都駅で昨年に比べ +213.4 %、坪単価は 227 万円/坪となった。
上位 1 駅(京都駅)は +213.4 %(坪単価 +154.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(長岡京駅)は -12.1 %(坪単価 -11.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 25.4 年 → 2021年 22.6 年、-11.0 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.9 % → 2021年 7.3 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 32.3 % → 2021年 13.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 22.6 % → 2021年 45.7 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 19.4 % → 2021年 6.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった京都駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 227万円/坪(68.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +213.4%( +154.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて +200.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった長岡京駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.4万円/坪(25.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -12.1%( -11.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 18 件(1年前(2020年)に比べて +157.1%( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR京都線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
京都駅 | 227万/坪 (31.0年/36.8坪) | 72.4万/坪 (39.3年/36.3坪) | 488万/坪 (16.8年/16.6坪) |
西大路駅 | 129万/坪 (20.1年/40.3坪) | 93.7万/坪 (11.3年/28.4坪) | 125万/坪 (23.1年/45.2坪) |
桂川駅 | 96.4万/坪 (27.1年/21.9坪) | 53.7万/坪 (29.5年/70.7坪) | 75.7万/坪 (20.5年/40.5坪) |
向日町駅 | 95.5万/坪 (20.2年/22.4坪) | 57.4万/坪 (32.8年/28.0坪) | 42.1万/坪 (13.8年/18.2坪) |
長岡京駅 | 85.4万/坪 (21.0年/49.0坪) | 97.2万/坪 (37.2年/96.0坪) | 104万/坪 (25.3年/33.1坪) |
山崎駅 | 45.2万/坪 (0年/31.8坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
京都駅 226.9 万/坪(昨年同期比 +213.4 %)
京都駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 227万円/坪(68.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +213.4%( +154.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて +200.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.0年(昨年 39.3年から -21.0 %減)。平均土地面積は 36.8 坪 (昨年 36.3 坪から +1.4 %増)。平均建物面積は 49.2 坪 (昨年 46.1 坪から +6.6 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 39.3 年 → 2021年 31.0 年、-21.0 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 25.0 %)
長岡京駅 85.4 万/坪(昨年同期比 -12.1 %)
長岡京駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.4万円/坪(25.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -12.1%( -11.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 18 件(1年前(2020年)に比べて +157.1%( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.0年(昨年 37.2年から -43.6 %減)。平均土地面積は 49.0 坪 (昨年 96.0 坪から -49.0 %減)。平均建物面積は 43.6 坪 (昨年 38.3 坪から +13.8 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 37.2 年 → 2021年 21.0 年、-43.6 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 71.4 % → 2021年 11.8 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示