【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期のJR関西本線 (長島駅～島ケ原駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.8万円/坪(19.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +12.8％( +7.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 51 件(１年前(2023年)に比べて +37.8％( +14件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.9年(昨年 19.1年から +40.6 ％増)。平均土地面積は 89.8 坪 (昨年 97.8 坪から -8.2 ％減)。平均建物面積は 47.5 坪 (昨年 39.1 坪から +21.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。関駅、柘植駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは亀山駅で昨年に比べ +115.7 ％、坪単価は 47.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(亀山駅、柘植駅)は +87.2 ％(坪単価 +15.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(井田川駅、河原田駅)は -44.5 ％(坪単価 -32.8 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 19.1 年 → 2024年 26.9 年、+40.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 ％ → 2024年 31.4 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 ％ → 2024年 27.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった桑名駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.6万円/坪(23.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -14.9％( -13.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 17 件(１年前(2023年)に比べて +13.3％( +2件/坪)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった柘植駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.2万円/坪(4.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +58.7％( +5.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR関西本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 長島駅 | - | - | - |
| 桑名駅 | 78.6万/坪 (23.4年/59.3坪) | 92.3万/坪 (10.5年/58.4坪) | 63.6万/坪 (22.9年/70.5坪) |
| 朝日駅 | 275万/坪 (0年/52.9坪) | - | - |
| 富田駅 | 7.3万/坪 (51.0年/30.3坪) | - | 11.4万/坪 (48.0年/36.3坪) |
| 富田浜駅 | 11.0万/坪 (66.0年/34.8坪) | - | - |
| 四日市駅 | 28.2万/坪 (31.0年/87.7坪) | - | - |
| 南四日市駅 | - | - | 87.3万/坪 (1.0年/54.5坪) |
| 河原田駅 | 57.7万/坪 (19.2年/77.1坪) | 81.9万/坪 (0年/51.4坪) | 50.4万/坪 (25.1年/62.8坪) |
| 河曲駅 | - | - | 25.9万/坪 (31.5年/74.9坪) |
| 加佐登駅 | - | 16.3万/坪 (35.4年/314坪) | 48.9万/坪 (27.0年/78.7坪) |
| 井田川駅 | 28.2万/坪 (19.4年/98.6坪) | 69.6万/坪 (7.3年/53.9坪) | 94.5万/坪 (1.5年/55.2坪) |
| 亀山駅 | 47.6万/坪 (26.9年/149坪) | 22.1万/坪 (34.6年/94.3坪) | 81.3万/坪 (22.5年/75.1坪) |
| 関駅 | 17.4万/坪 (36.0年/115坪) | 12.6万/坪 (43.0年/160坪) | 47.2万/坪 (17.3年/74.1坪) |
| 加太駅 | - | - | - |
| 柘植駅 | 14.2万/坪 (26.0年/31.8坪) | 8.9万/坪 (37.0年/227坪) | - |
| 新堂駅 | 30.7万/坪 (30.0年/128坪) | - | 22.6万/坪 (30.5年/68.1坪) |
| 佐那具駅 | - | 35.5万/坪 (27.5年/51.4坪) | 25.0万/坪 (34.8年/141坪) |
| 伊賀上野駅 | 5.6万/坪 (44.4年/151坪) | - | 5.2万/坪 (44.0年/66.6坪) |
| 島ケ原駅 | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
亀山駅 47.6 万/坪(昨年同期比 +115.7 ％)
亀山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.6万円/坪(14.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +115.7％( +25.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 26.9年(昨年 34.6年から -22.4 ％減)。平均土地面積は 149.2 坪 (昨年 94.3 坪から +58.3 ％増)。平均建物面積は 76.1 坪 (昨年 27.7 坪から +174.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 34.6 年 → 2024年 26.9 年、-22.4 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 39.5 分 → 2024年 27.8 分、-29.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 ％ → 2024年 33.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 ％ → 2024年 33.3 ％)
柘植駅 14.2 万/坪(昨年同期比 +58.7 ％)
柘植駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.2万円/坪(4.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +58.7％( +5.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 26.0年(昨年 37.0年から -29.7 ％減)。平均土地面積は 31.8 坪 (昨年 226.9 坪から -86.0 ％減)。平均建物面積は 21.2 坪 (昨年 60.5 坪から -65.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 37.0 年 → 2024年 26.0 年、-29.7 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 15.0 分 → 2024年 9.0 分、-40.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
井田川駅 28.2 万/坪(昨年同期比 -59.5 ％)
井田川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.2万円/坪(8.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -59.5％( -41.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -16.7％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 19.4年(昨年 7.3年から +164.6 ％増)。平均土地面積は 98.6 坪 (昨年 53.9 坪から +82.8 ％増)。平均建物面積は 37.2 坪 (昨年 29.7 坪から +25.1 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 7.3 年 → 2024年 19.4 年、+164.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 21.2 分 → 2024年 32.4 分、+53.1 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 83.3 ％ → 2024年 20.0 ％)
河原田駅 57.7 万/坪(昨年同期比 -29.5 ％)
河原田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.7万円/坪(17.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -29.5％( -24.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて +500.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 77.1 坪 (昨年 51.4 坪から +50.0 ％増)。平均建物面積は 49.2 坪 (昨年 31.8 坪から +54.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 25.0 分 → 2024年 15.7 分、-37.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 16.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示