【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期の伊賀鉄道 (伊賀上野駅～伊賀神戸駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.6万円/坪(8.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +32.0％( +6.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2022年)に比べて -15.4％( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 32.9年(昨年 36.4年から -9.5 ％減)。平均土地面積は 82.4 坪 (昨年 79.6 坪から +3.5 ％増)。平均建物面積は 57.2 坪 (昨年 56.0 坪から +2.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。市部駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは茅町駅で昨年に比べ +162.9 ％、坪単価は 37.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(茅町駅)は +162.9 ％(坪単価 +23.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(広小路駅)は -85.4 ％(坪単価 -81.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 45.5 ％ → 2023年 20.0 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 7.7 ％ → 2023年 9.1 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 11.4 分 → 2023年 16.2 分、+42.1 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 23.1 ％ → 2023年 9.1 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 45.5 ％ → 2023年 50.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった市部駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.1万円/坪(20.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +57.9％( +24.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西大手駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.3万円/坪(3.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -24.2％( -3.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 伊賀鉄道 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 伊賀上野駅 | - | 5.2万/坪 (44.0年/66.6坪) | 17.3万/坪 (45.0年/31.8坪) |
| 新居駅 | - | - | - |
| 西大手駅 | 10.3万/坪 (40.0年/26.5坪) | 13.6万/坪 (38.0年/114坪) | - |
| 上野市駅 | 28.4万/坪 (44.0年/333坪) | - | 23.3万/坪 (23.0年/30.3坪) |
| 広小路駅 | 13.8万/坪 (41.0年/62.0坪) | 94.9万/坪 (7.0年/59.0坪) | 63.5万/坪 (23.7年/239坪) |
| 茅町駅 | 37.9万/坪 (35.7年/50.3坪) | 14.4万/坪 (50.0年/37.1坪) | 18.9万/坪 (32.4年/248坪) |
| 桑町駅 | - | 10.1万/坪 (31.0年/43.9坪) | 26.8万/坪 (35.0年/91.3坪) |
| 四十九駅 | - | - | - |
| 猪田道駅 | 7.1万/坪 (3.0年/136坪) | - | - |
| 市部駅 | 66.1万/坪 (19.0年/57.5坪) | 41.9万/坪 (22.0年/81.7坪) | 62.8万/坪 (10.0年/80.2坪) |
| 依那古駅 | 26.2万/坪 (35.0年/63.5坪) | 10.3万/坪 (40.0年/224坪) | 5.5万/坪 (41.0年/121坪) |
| 丸山駅 | - | - | - |
| 上林駅 | - | - | - |
| 比土駅 | - | 11.0万/坪 (30.0年/69.6坪) | - |
| 伊賀神戸駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
茅町駅 37.9 万/坪(昨年同期比 +162.9 ％)
茅町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.9万円/坪(11.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +162.9％( +23.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 35.7年(昨年 50.0年から -28.7 ％減)。平均土地面積は 50.3 坪 (昨年 37.1 坪から +35.7 ％増)。平均建物面積は 31.3 坪 (昨年 27.2 坪から +14.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 50.0 年 → 2023年 35.7 年、-28.7 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 9.2 分 → 2023年 7.0 分、-24.3 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 66.7 ％ → 2023年 66.7 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 25.0 ％)
広小路駅 13.8 万/坪(昨年同期比 -85.4 ％)
広小路駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.8万円/坪(4.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -85.4％( -81.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 41.0年(昨年 7.0年から +485.6 ％増)。平均土地面積は 62.0 坪 (昨年 59.0 坪から +5.1 ％増)。平均建物面積は 49.9 坪 (昨年 34.8 坪から +43.5 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 7.0 年 → 2023年 41.0 年、+485.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 14.0 分 → 2023年 20.0 分、+42.9 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示