物件種別
対象路線
調査期間
土地
2020年第2四半期
2020年4月6月

この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

記事監修:岩野 愛弓
【監修者】

宅地建物取引士・日商簿記2級

岩野 愛弓 (監修者)

注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...

土地相場の概況

2020年4月〜6月期のJR飯田線 (伊那小沢駅岡谷駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.2万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて -9.5%( -0.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 123 件(1年前(2019年)に比べて -3.9%( -5件/坪)と小幅に減少しています。)。

平均土地面積は 142.8 坪 (昨年 149.3 坪から -4.3 %減)。

近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 20 駅。ほとんどの駅において下落した。伊那大島駅七久保駅沢渡駅伊那市駅田畑駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは切石駅で昨年に比べ +189.2 %、坪単価は 9.7 万円/坪となった。

上位 2 駅(切石駅田畑駅)は +135.4 %(坪単価 +4.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(千代駅天竜峡駅)は -91.9 %(坪単価 -0.7 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 3.1 % → 2020年 5.7 %)

駅ごとの土地相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった桜町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.6万円/坪(3.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて +14.4%( +1.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった千代駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.00万円/坪(0.00万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて -98.5%( -0.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

JR飯田線(沿線・駅ごとの土地について)
JR飯田線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
伊那小沢駅---
鶯巣駅---
平岡駅---
為栗駅---
温田駅--0.4万/坪
(109坪)
田本駅---
門島駅---
唐笠駅1.3万/坪
(57.9坪)
-0.4万/坪
(151坪)
金野駅---
千代駅0.00万/坪
(245坪)
0.26万/坪
(266坪)
-
天竜峡駅0.20万/坪
(316坪)
1.4万/坪
(44.5坪)
5.1万/坪
(130坪)
川路駅-6.4万/坪
(118坪)
1.5万/坪
(236坪)
時又駅-0.10万/坪
(182坪)
3.9万/坪
(103坪)
駄科駅2.1万/坪
(102坪)
5.5万/坪
(141坪)
1.6万/坪
(133坪)
毛賀駅4.6万/坪
(272坪)
8.6万/坪
(69.6坪)
-
伊那八幡駅1.8万/坪
(142坪)
8.9万/坪
(81.7坪)
8.6万/坪
(81.7坪)
下山村駅-6.4万/坪
(69.6坪)
-
鼎駅8.2万/坪
(76.6坪)
8.3万/坪
(148坪)
7.4万/坪
(157坪)
切石駅9.7万/坪
(107坪)
3.4万/坪
(138坪)
3.8万/坪
(114坪)
飯田駅11.5万/坪
(79.6坪)
12.4万/坪
(92.3坪)
10.9万/坪
(33.3坪)
桜町駅12.6万/坪
(52.9坪)
11.0万/坪
(118坪)
8.5万/坪
(80.2坪)
伊那上郷駅8.4万/坪
(163坪)
11.9万/坪
(103坪)
7.7万/坪
(87.7坪)
元善光寺駅5.1万/坪
(117坪)
4.6万/坪
(247坪)
2.1万/坪
(157坪)
下市田駅-3.6万/坪
(246坪)
-
市田駅2.4万/坪
(299坪)
3.3万/坪
(83.6坪)
2.5万/坪
(157坪)
下平駅0.25万/坪
(299坪)
--
山吹駅-4.4万/坪
(90.8坪)
0.5万/坪
(333坪)
伊那大島駅5.3万/坪
(77.6坪)
3.1万/坪
(150坪)
-
上片桐駅0.8万/坪
(71.6坪)
-4.3万/坪
(25.0坪)
伊那田島駅---
高遠原駅---
七久保駅3.3万/坪
(22.7坪)
1.8万/坪
(98.3坪)
3.4万/坪
(148坪)
伊那本郷駅---
飯島駅4.7万/坪
(124坪)
-4.9万/坪
(93.8坪)
田切駅--1.1万/坪
(195坪)
伊那福岡駅0.5万/坪
(200坪)
0.7万/坪
(116坪)
1.1万/坪
(236坪)
小町屋駅3.3万/坪
(234坪)
4.9万/坪
(252坪)
6.0万/坪
(83.2坪)
駒ケ根駅4.6万/坪
(59.7坪)
-4.9万/坪
(268坪)
大田切駅1.0万/坪
(151坪)
--
宮田駅0.9万/坪
(333坪)
5.5万/坪
(87.7坪)
3.2万/坪
(178坪)
赤木駅0.20万/坪
(424坪)
--
沢渡駅5.1万/坪
(59.0坪)
3.9万/坪
(142坪)
-
下島駅--8.0万/坪
(106坪)
伊那市駅6.7万/坪
(113坪)
4.7万/坪
(107坪)
5.6万/坪
(134坪)
伊那北駅5.7万/坪
(109坪)
5.0万/坪
(173坪)
5.6万/坪
(159坪)
田畑駅6.1万/坪
(19.7坪)
3.4万/坪
(178坪)
-
北殿駅4.2万/坪
(211坪)
4.5万/坪
(124坪)
3.7万/坪
(217坪)
木ノ下駅1.4万/坪
(182坪)
7.3万/坪
(260坪)
2.1万/坪
(514坪)
伊那松島駅3.8万/坪
(306坪)
8.3万/坪
(75.6坪)
-
沢駅2.7万/坪
(233坪)
7.2万/坪
(72.6坪)
4.2万/坪
(136坪)
羽場駅0.5万/坪
(60.5坪)
0.9万/坪
(514坪)
6.0万/坪
(31.8坪)
伊那新町駅-4.8万/坪
(333坪)
-
宮木駅5.0万/坪
(76.6坪)
6.0万/坪
(247坪)
5.3万/坪
(144坪)
辰野駅3.1万/坪
(63.5坪)
4.8万/坪
(37.8坪)
3.6万/坪
(74.5坪)
川岸駅7.8万/坪
(118坪)
-3.3万/坪
(60.5坪)
岡谷駅9.6万/坪
(94.4坪)
11.3万/坪
(77.9坪)
10.0万/坪
(107坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

切石駅9.7 万/坪(昨年同期比 +189.2 %)

切石駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.7万円/坪(2.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて +189.2%( +6.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2019年)に比べて +75.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均土地面積は 106.5 坪 (昨年 138.4 坪から -23.0 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 45.0 分 → 2020年 22.9 分、-49.2 %と大きく減少)

田畑駅6.1 万/坪(昨年同期比 +81.6 %)

田畑駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.1万円/坪(1.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて +81.6%( +2.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均土地面積は 19.7 坪 (昨年 178.5 坪から -89.0 %減)。

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 10.0 分 → 2020年 30.0 分、+200.0 %と大きく増加)

千代駅0.0 万/坪(昨年同期比 -98.5 %)

千代駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.00万円/坪(0.00万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて -98.5%( -0.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均土地面積は 245.0 坪 (昨年 266.2 坪から -8.0 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 120.0 分 → 2020年 60.0 分、-50.0 %と大きく減少)

天竜峡駅0.2 万/坪(昨年同期比 -85.3 %)

天竜峡駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.20万円/坪(0.06万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて -85.3%( -1.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均土地面積は 316.1 坪 (昨年 44.5 坪から +610.9 %増)。

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 30.0 分 → 2020年 37.0 分、+23.3 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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