【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年10月〜12月期の東京メトロ日比谷線 (北千住駅～中目黒駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 481万円/坪(146万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +69.9％( +197.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 25 件(１年前(2020年)に比べて +8.7％( +2件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均土地面積は 38.8 坪 (昨年 35.1 坪から +10.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。三ノ輪駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは八丁堀駅で昨年に比べ +355.9 ％、坪単価は 3,014 万円/坪となった。
上位 2 駅(八丁堀駅、仲御徒町駅)は +269.3 ％(坪単価 +1515.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(南千住駅、入谷駅)は -12.5 ％(坪単価 -37.7 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 26.1 ％ → 2021年 12.5 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった八丁堀駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3,014万円/坪(912万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +355.9％( +2352.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった南千住駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 214万円/坪(64.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -12.6％( -30.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 7 件(１年前(2020年)に比べて +75.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 東京メトロ日比谷線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 北千住駅 | 256万/坪 (38.3坪) | 92.7万/坪 (29.8坪) | 140万/坪 (18.7坪) |
| 南千住駅 | 214万/坪 (28.1坪) | 245万/坪 (24.2坪) | 176万/坪 (29.0坪) |
| 三ノ輪駅 | 525万/坪 (52.4坪) | 341万/坪 (17.4坪) | 281万/坪 (69.6坪) |
| 入谷駅 | 318万/坪 (25.7坪) | 363万/坪 (60.9坪) | 237万/坪 (25.0坪) |
| 上野駅 | - | 463万/坪 (21.2坪) | 2,554万/坪 (133坪) |
| 仲御徒町駅 | 1,049万/坪 (69.6坪) | 371万/坪 (37.8坪) | 573万/坪 (22.7坪) |
| 秋葉原駅 | - | - | - |
| 小伝馬町駅 | - | - | 1,190万/坪 (15.1坪) |
| 人形町駅 | - | - | - |
| 茅場町駅 | - | - | - |
| 八丁堀駅 | 3,014万/坪 (103坪) | 661万/坪 (19.7坪) | - |
| 築地駅 | 992万/坪 (12.1坪) | - | - |
| 東銀座駅 | - | - | - |
| 銀座駅 | - | - | - |
| 虎ノ門ヒルズ駅 | - | - | - |
| 神谷町駅 | - | - | - |
| 六本木駅 | - | - | - |
| 広尾駅 | - | - | - |
| 恵比寿駅 | 470万/坪 (41.8坪) | 424万/坪 (47.6坪) | 427万/坪 (19.7坪) |
| 中目黒駅 | - | - | 256万/坪 (34.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
八丁堀駅 3014.1 万/坪(昨年同期比 +355.9 ％)
八丁堀駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3,014万円/坪(912万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +355.9％( +2352.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 102.9 坪 (昨年 19.7 坪から +423.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 4.0 分 → 2021年 1.0 分、-75.0 ％と大きく減少)
仲御徒町駅 1049.2 万/坪(昨年同期比 +182.7 ％)
仲御徒町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1,049万円/坪(317万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +182.7％( +678.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 37.8 坪から +84.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 5.0 分 → 2021年 4.0 分、-20.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 100.0 ％)
南千住駅 213.6 万/坪(昨年同期比 -12.6 ％)
南千住駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 214万円/坪(64.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -12.6％( -30.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 7 件(１年前(2020年)に比べて +75.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 28.1 坪 (昨年 24.2 坪から +16.1 ％増)。
入谷駅 318.5 万/坪(昨年同期比 -12.3 ％)
入谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 318万円/坪(96.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -12.3％( -44.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 25.7 坪 (昨年 60.9 坪から -57.8 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 5.5 分 → 2021年 7.3 分、+33.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示