この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年10月〜12月期の東急田園都市線 (渋谷駅~南町田グランベリーパーク駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 445万円/坪(135万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +52.1%( +152.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2021年)に比べて -65.6%( -21件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 62.0 坪 (昨年 54.9 坪から +12.9 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。渋谷駅、三軒茶屋駅、駒沢大学駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのはすずかけ台駅で昨年に比べ +284.8 %、坪単価は 107 万円/坪となった。
上位 2 駅(すずかけ台駅、池尻大橋駅)は +231.9 %(坪単価 +197.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(用賀駅、桜新町駅)は +1.2 %(坪単価 +2.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 12.3 分 → 2022年 9.3 分、-24.9 %と大きく減少)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった渋谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1,392万円/坪(421万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +36.6%( +372.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となったすずかけ台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +284.8%( +79.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
東急田園都市線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
渋谷駅 | 1,392万/坪 (28.7坪) | 1,019万/坪 (37.8坪) | 1,653万/坪 (66.6坪) |
池尻大橋駅 | 493万/坪 (52.2坪) | 177万/坪 (175坪) | 273万/坪 (40.8坪) |
三軒茶屋駅 | 442万/坪 (120坪) | 356万/坪 (51.9坪) | 226万/坪 (44.3坪) |
駒沢大学駅 | 334万/坪 (25.7坪) | 231万/坪 (178坪) | 290万/坪 (27.2坪) |
桜新町駅 | 272万/坪 (51.4坪) | 246万/坪 (35.5坪) | 272万/坪 (49.3坪) |
用賀駅 | 237万/坪 (30.3坪) | 259万/坪 (33.5坪) | 272万/坪 (30.9坪) |
二子玉川駅 | - | 185万/坪 (41.2坪) | 399万/坪 (35.5坪) |
つくし野駅 | - | 93.2万/坪 (49.9坪) | 58.1万/坪 (113坪) |
すずかけ台駅 | 107万/坪 (51.4坪) | 27.8万/坪 (85.5坪) | 44.7万/坪 (49.9坪) |
南町田グランベリーパーク駅 | - | 63.7万/坪 (40.8坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
すずかけ台駅 107.0 万/坪(昨年同期比 +284.8 %)
すずかけ台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +284.8%( +79.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 85.5 坪から -39.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 14.0 分 → 2022年 4.0 分、-71.4 %と大きく減少)
池尻大橋駅 493.1 万/坪(昨年同期比 +179.1 %)
池尻大橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 493万円/坪(149万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +179.1%( +316.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 52.2 坪 (昨年 175.5 坪から -70.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 13.0 分 → 2022年 7.5 分、-42.3 %と大きく減少)
用賀駅 237.5 万/坪(昨年同期比 -8.2 %)
用賀駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 237万円/坪(71.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -8.2%( -21.3万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -75.0%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 30.3 坪 (昨年 33.5 坪から -9.6 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 12.0 分 → 2022年 14.5 分、+20.8 %と大きく増加)
桜新町駅 272.2 万/坪(昨年同期比 +10.6 %)
桜新町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 272万円/坪(82.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +10.6%( +26.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -83.3%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 35.5 坪から +44.7 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 9.7 分 → 2022年 11.0 分、+13.8 %と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示