【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜12月期のJR日豊本線 (市棚駅～五十市駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.9万円/坪(3.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +0.4％( +0.0万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 573 件(１年前(2022年)に比べて -17.6％( -122件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 124.3 坪 (昨年 121.3 坪から +2.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が小幅増加。
値上がりした駅数は 12 駅に対して、値下がりした駅数は 18 駅。ほとんどの駅において下落した。北延岡駅、旭ケ丘駅、財光寺駅、都農駅、川南駅、蓮ケ池駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは日向沓掛駅で昨年に比べ +110.6 ％、坪単価は 8.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(日向沓掛駅、北延岡駅)は +97.3 ％(坪単価 +3.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(土々呂駅、美々津駅)は -73.7 ％(坪単価 -3.1 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 3.7 ％ → 2023年 2.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった宮崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.4万円/坪(6.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -2.2％( -0.5万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 70 件(１年前(2022年)に比べて -21.3％( -19件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった土々呂駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.21万円/坪(0.06万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -96.2％( -5.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -87.5％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR日豊本線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 市棚駅 | - | 0.17万/坪 (454坪) | - |
| 北川駅 | - | 0.9万/坪 (31.8坪) | 2.5万/坪 (40.8坪) |
| 日向長井駅 | - | 0.4万/坪 (424坪) | - |
| 北延岡駅 | 7.3万/坪 (144坪) | 4.0万/坪 (237坪) | 10.5万/坪 (66.6坪) |
| 延岡駅 | 11.6万/坪 (118坪) | 10.1万/坪 (99.9坪) | 10.2万/坪 (117坪) |
| 南延岡駅 | 11.8万/坪 (89.2坪) | 11.6万/坪 (93.6坪) | 13.3万/坪 (97.4坪) |
| 旭ケ丘駅 | 10.5万/坪 (79.3坪) | 7.8万/坪 (71.3坪) | 9.4万/坪 (138坪) |
| 土々呂駅 | 0.21万/坪 (48.4坪) | 5.4万/坪 (139坪) | 6.4万/坪 (146坪) |
| 門川駅 | 6.6万/坪 (98.8坪) | 7.5万/坪 (107坪) | 6.5万/坪 (87.3坪) |
| 日向市駅 | 9.4万/坪 (115坪) | 11.9万/坪 (110坪) | 10.9万/坪 (134坪) |
| 財光寺駅 | 12.1万/坪 (133坪) | 9.1万/坪 (146坪) | 9.1万/坪 (138坪) |
| 南日向駅 | 3.9万/坪 (163坪) | 4.7万/坪 (124坪) | 3.0万/坪 (68.1坪) |
| 美々津駅 | 1.0万/坪 (28.7坪) | 2.1万/坪 (48.4坪) | 1.3万/坪 (194坪) |
| 東都農駅 | - | - | 1.6万/坪 (93.8坪) |
| 都農駅 | 4.0万/坪 (121坪) | 2.7万/坪 (189坪) | 1.7万/坪 (214坪) |
| 川南駅 | 2.9万/坪 (164坪) | 2.4万/坪 (160坪) | 3.4万/坪 (140坪) |
| 高鍋駅 | 4.6万/坪 (141坪) | 3.9万/坪 (176坪) | 3.7万/坪 (159坪) |
| 日向新富駅 | 3.7万/坪 (116坪) | 4.9万/坪 (141坪) | 4.0万/坪 (212坪) |
| 佐土原駅 | 8.6万/坪 (144坪) | 9.0万/坪 (137坪) | 9.1万/坪 (122坪) |
| 日向住吉駅 | 9.2万/坪 (130坪) | 12.4万/坪 (101坪) | 8.7万/坪 (136坪) |
| 蓮ケ池駅 | 17.5万/坪 (70.1坪) | 13.7万/坪 (104坪) | 8.5万/坪 (191坪) |
| 宮崎神宮駅 | 17.2万/坪 (143坪) | 20.7万/坪 (92.1坪) | 17.3万/坪 (119坪) |
| 宮崎駅 | 22.4万/坪 (124坪) | 22.9万/坪 (109坪) | 23.5万/坪 (119坪) |
| 南宮崎駅 | 20.7万/坪 (94.1坪) | 21.6万/坪 (101坪) | 19.1万/坪 (104坪) |
| 加納駅 | 15.2万/坪 (125坪) | 16.8万/坪 (59.9坪) | 14.2万/坪 (92.3坪) |
| 清武駅 | 7.5万/坪 (211坪) | 12.7万/坪 (135坪) | 11.4万/坪 (159坪) |
| 日向沓掛駅 | 8.7万/坪 (102坪) | 4.1万/坪 (240坪) | 5.3万/坪 (99.8坪) |
| 田野駅 | 5.3万/坪 (109坪) | 5.6万/坪 (97.5坪) | 4.8万/坪 (120坪) |
| 山之口駅 | 2.7万/坪 (218坪) | 2.6万/坪 (173坪) | 2.4万/坪 (163坪) |
| 餅原駅 | 2.9万/坪 (197坪) | 3.1万/坪 (217坪) | 2.9万/坪 (221坪) |
| 三股駅 | 4.4万/坪 (112坪) | 4.7万/坪 (162坪) | 4.0万/坪 (156坪) |
| 都城駅 | 8.6万/坪 (117坪) | 7.9万/坪 (119坪) | 9.9万/坪 (134坪) |
| 西都城駅 | 5.6万/坪 (126坪) | 6.6万/坪 (113坪) | 6.3万/坪 (118坪) |
| 五十市駅 | 5.2万/坪 (134坪) | 6.8万/坪 (137坪) | 4.8万/坪 (170坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
日向沓掛駅 8.7 万/坪(昨年同期比 +110.6 ％)
日向沓掛駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.7万円/坪(2.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +110.6％( +4.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2022年)に比べて +250.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 102.0 坪 (昨年 240.5 坪から -57.6 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 10.5 分 → 2023年 14.4 分、+37.4 ％と大きく増加)
北延岡駅 7.3 万/坪(昨年同期比 +84.0 ％)
北延岡駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.3万円/坪(2.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +84.0％( +3.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 143.7 坪 (昨年 237.5 坪から -39.5 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 25.5 分 → 2023年 45.0 分、+76.5 ％と大きく増加)
土々呂駅 0.2 万/坪(昨年同期比 -96.2 ％)
土々呂駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.21万円/坪(0.06万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -96.2％( -5.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -87.5％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 48.4 坪 (昨年 138.8 坪から -65.1 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 8.9 分 → 2023年 16.0 分、+80.3 ％と大きく増加)
美々津駅 1.0 万/坪(昨年同期比 -51.2 ％)
美々津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.0万円/坪(0.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -51.2％( -1.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 28.7 坪 (昨年 48.4 坪から -40.6 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 23.0 分 → 2023年 30.0 分、+30.4 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示