【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2020年7月〜9月期の大阪谷町線 (大日駅～八尾南駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 131万円/坪(39.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +36.1％( +34.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 34 件(１年前(2019年)に比べて -33.3％( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 63.3 坪 (昨年 65.3 坪から -3.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。大日駅、守口駅、野江内代駅、阿倍野駅、文の里駅、喜連瓜破駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは都島駅で昨年に比べ +119.7 ％、坪単価は 247 万円/坪となった。
上位 2 駅(都島駅、野江内代駅)は +103.1 ％(坪単価 +105.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(天神橋筋六丁目駅、関目高殿駅)は -26.8 ％(坪単価 -41.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 3.9 ％ → 2020年 5.9 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 31.4 ％ → 2020年 26.5 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった都島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 247万円/坪(74.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +119.7％( +134.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった喜連瓜破駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.3万円/坪(11.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +40.1％( +10.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 大阪谷町線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大日駅 | 52.6万/坪 (81.7坪) | 37.6万/坪 (110坪) | 33.9万/坪 (62.5坪) |
| 守口駅 | 102万/坪 (36.3坪) | 54.8万/坪 (35.5坪) | - |
| 太子橋今市駅 | - | 91.5万/坪 (72.6坪) | 96.1万/坪 (69.1坪) |
| 千林大宮駅 | 105万/坪 (22.7坪) | 90.4万/坪 (35.3坪) | 82.6万/坪 (18.2坪) |
| 関目高殿駅 | 69.7万/坪 (46.9坪) | 86.5万/坪 (19.7坪) | 128万/坪 (93.8坪) |
| 野江内代駅 | 165万/坪 (103坪) | 88.6万/坪 (18.2坪) | 31.9万/坪 (16.6坪) |
| 都島駅 | 247万/坪 (41.6坪) | 113万/坪 (23.1坪) | - |
| 天神橋筋六丁目駅 | 126万/坪 (30.3坪) | 191万/坪 (13.6坪) | 241万/坪 (263坪) |
| 中崎町駅 | 174万/坪 (17.4坪) | - | - |
| 東梅田駅 | - | - | - |
| 南森町駅 | - | - | - |
| 天満橋駅 | - | 269万/坪 (25.0坪) | 167万/坪 (37.8坪) |
| 谷町四丁目駅 | - | - | 636万/坪 (42.9坪) |
| 谷町六丁目駅 | 172万/坪 (22.7坪) | 164万/坪 (34.0坪) | - |
| 谷町九丁目駅 | - | - | - |
| 四天王寺前夕陽ケ丘駅 | - | 169万/坪 (45.4坪) | 203万/坪 (19.7坪) |
| 天王寺駅 | 283万/坪 (26.1坪) | - | 106万/坪 (73.4坪) |
| 阿倍野駅 | 114万/坪 (33.3坪) | 93.3万/坪 (25.7坪) | - |
| 文の里駅 | 150万/坪 (33.3坪) | 95.0万/坪 (24.2坪) | - |
| 田辺駅 | - | - | - |
| 駒川中野駅 | - | - | - |
| 平野駅 | 88.7万/坪 (124坪) | 92.7万/坪 (68.6坪) | 55.4万/坪 (69.8坪) |
| 喜連瓜破駅 | 36.3万/坪 (14.4坪) | 25.9万/坪 (80.7坪) | 63.6万/坪 (236坪) |
| 出戸駅 | 53.6万/坪 (13.6坪) | - | - |
| 長原駅 | 49.6万/坪 (363坪) | 60.4万/坪 (106坪) | 77.8万/坪 (25.7坪) |
| 八尾南駅 | 40.2万/坪 (116坪) | 39.5万/坪 (224坪) | 23.5万/坪 (165坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
都島駅 247.4 万/坪(昨年同期比 +119.7 ％)
都島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 247万円/坪(74.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +119.7％( +134.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 41.6 坪 (昨年 23.1 坪から +80.3 ％増)。
野江内代駅 165.3 万/坪(昨年同期比 +86.5 ％)
野江内代駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 165万円/坪(50.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +86.5％( +76.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 102.9 坪 (昨年 18.2 坪から +466.7 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 5.5 分 → 2020年 8.0 分、+45.5 ％と大きく増加)
天神橋筋六丁目駅 125.6 万/坪(昨年同期比 -34.2 ％)
天神橋筋六丁目駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 126万円/坪(38.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -34.2％( -65.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 30.3 坪 (昨年 13.6 坪から +122.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 6.0 分 → 2020年 4.0 分、-33.3 ％と大きく減少)
関目高殿駅 69.7 万/坪(昨年同期比 -19.4 ％)
関目高殿駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.7万円/坪(21.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -19.4％( -16.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 19.7 坪から +138.5 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 2.0 分 → 2020年 6.5 分、+225.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示