【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年1月〜3月期の大阪谷町線 (大日駅～八尾南駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 140万円/坪(42.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +34.7％( +36.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 51 件(１年前(2020年)に比べて +21.4％( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 57.9 坪 (昨年 59.7 坪から -3.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。守口駅、千林大宮駅、阿倍野駅、長原駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは谷町六丁目駅で昨年に比べ +926.6 ％、坪単価は 189 万円/坪となった。
上位 2 駅(谷町六丁目駅、喜連瓜破駅)は +514.5 ％(坪単価 +96.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(四天王寺前夕陽ケ丘駅、出戸駅)は -45.8 ％(坪単価 -107.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 4.8 ％ → 2021年 11.8 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 31.4 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった南森町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 299万円/坪(90.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -1.9％( -5.8万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大日駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.7万円/坪(10.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -31.2％( -15.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
| 大阪谷町線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大日駅 | 34.7万/坪 (48.4坪) | 50.4万/坪 (53.9坪) | 43.7万/坪 (68.8坪) |
| 守口駅 | 93.3万/坪 (42.4坪) | 52.5万/坪 (35.8坪) | 102万/坪 (143坪) |
| 太子橋今市駅 | 67.6万/坪 (35.5坪) | - | 44.1万/坪 (9.1坪) |
| 千林大宮駅 | 91.4万/坪 (74.1坪) | 50.9万/坪 (19.7坪) | 92.3万/坪 (94.5坪) |
| 関目高殿駅 | - | 78.3万/坪 (29.7坪) | 103万/坪 (72.6坪) |
| 野江内代駅 | - | 123万/坪 (84.1坪) | 60.6万/坪 (18.2坪) |
| 都島駅 | 91.4万/坪 (42.4坪) | 116万/坪 (49.9坪) | 152万/坪 (30.3坪) |
| 天神橋筋六丁目駅 | 108万/坪 (16.6坪) | 124万/坪 (72.6坪) | 204万/坪 (46.1坪) |
| 中崎町駅 | 216万/坪 (28.7坪) | - | 182万/坪 (12.1坪) |
| 東梅田駅 | 1,322万/坪 (12.1坪) | - | 601万/坪 (200坪) |
| 南森町駅 | 299万/坪 (24.2坪) | 305万/坪 (19.7坪) | 595万/坪 (45.4坪) |
| 天満橋駅 | - | 353万/坪 (45.4坪) | - |
| 谷町四丁目駅 | 291万/坪 (37.8坪) | - | 716万/坪 (18.2坪) |
| 谷町六丁目駅 | 189万/坪 (38.6坪) | 18.4万/坪 (13.6坪) | 304万/坪 (22.7坪) |
| 谷町九丁目駅 | 321万/坪 (30.3坪) | - | - |
| 四天王寺前夕陽ケ丘駅 | 128万/坪 (24.2坪) | 312万/坪 (113坪) | - |
| 天王寺駅 | 290万/坪 (124坪) | - | - |
| 阿倍野駅 | 208万/坪 (21.2坪) | 121万/坪 (49.2坪) | - |
| 文の里駅 | 115万/坪 (34.8坪) | 129万/坪 (28.7坪) | 150万/坪 (82.4坪) |
| 田辺駅 | 79.3万/坪 (15.1坪) | 90.5万/坪 (52.9坪) | 93.9万/坪 (37.1坪) |
| 駒川中野駅 | 107万/坪 (39.3坪) | 98.2万/坪 (28.0坪) | 80.3万/坪 (31.8坪) |
| 平野駅 | 77.5万/坪 (119坪) | 75.0万/坪 (76.1坪) | 90.2万/坪 (172坪) |
| 喜連瓜破駅 | 44.2万/坪 (28.0坪) | 21.9万/坪 (64.5坪) | 54.2万/坪 (43.9坪) |
| 出戸駅 | 62.3万/坪 (209坪) | 92.4万/坪 (206坪) | 50.1万/坪 (135坪) |
| 長原駅 | 74.7万/坪 (34.8坪) | 50.9万/坪 (72.1坪) | 43.5万/坪 (53.9坪) |
| 八尾南駅 | 29.1万/坪 (47.6坪) | - | 20.0万/坪 (49.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
谷町六丁目駅 188.5 万/坪(昨年同期比 +926.6 ％)
谷町六丁目駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 189万円/坪(57.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +926.6％( +170.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 38.6 坪 (昨年 13.6 坪から +183.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 2.0 分 → 2021年 4.2 分、+112.5 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 25.0 ％)
喜連瓜破駅 44.2 万/坪(昨年同期比 +102.4 ％)
喜連瓜破駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.2万円/坪(13.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +102.4％( +22.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 28.0 坪 (昨年 64.5 坪から -56.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 14.7 分 → 2021年 13.0 分、-11.4 ％と減少)
四天王寺前夕陽ケ丘駅 128.1 万/坪(昨年同期比 -59.0 ％)
四天王寺前夕陽ケ丘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 128万円/坪(38.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -59.0％( -184.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 24.2 坪 (昨年 113.4 坪から -78.7 ％減)。
出戸駅 62.3 万/坪(昨年同期比 -32.6 ％)
出戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.3万円/坪(18.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -32.6％( -30.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 208.7 坪 (昨年 205.7 坪から +1.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 7.0 分 → 2021年 6.0 分、-14.3 ％と減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示