【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年7月〜9月期のJR総武線 (市川駅～千葉駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.0万円/坪(18.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -26.7％( -21.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 38 件(１年前(2023年)に比べて -61.6％( -61件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 83.9 坪 (昨年 69.8 坪から +20.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。幕張本郷駅、西千葉駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは幕張本郷駅で昨年に比べ +43.5 ％、坪単価は 132 万円/坪となった。
上位 2 駅(幕張本郷駅、西千葉駅)は +38.1 ％(坪単価 +29.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(津田沼駅、新検見川駅)は -62.6 ％(坪単価 -71.6 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 20.6 分 → 2024年 26.0 分、+26.2 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 5.1 ％ → 2024年 2.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった幕張本郷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 132万円/坪(40.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +43.5％( +40.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった千葉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.5万円/坪(8.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -43.9％( -21.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて -52.6％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR総武線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 市川駅 | 101万/坪 (41.8坪) | 97.1万/坪 (36.0坪) | 58.7万/坪 (196坪) |
| 本八幡駅 | 107万/坪 (71.6坪) | 134万/坪 (47.2坪) | 121万/坪 (43.9坪) |
| 下総中山駅 | 101万/坪 (63.5坪) | 153万/坪 (160坪) | 70.0万/坪 (69.0坪) |
| 西船橋駅 | - | 71.4万/坪 (52.4坪) | 36.9万/坪 (51.4坪) |
| 船橋駅 | - | 98.5万/坪 (63.9坪) | 69.1万/坪 (38.6坪) |
| 東船橋駅 | - | 70.7万/坪 (137坪) | 105万/坪 (41.6坪) |
| 津田沼駅 | 44.5万/坪 (78.7坪) | 148万/坪 (28.7坪) | 102万/坪 (88.7坪) |
| 幕張本郷駅 | 132万/坪 (27.2坪) | 92.1万/坪 (138坪) | 69.0万/坪 (107坪) |
| 幕張駅 | - | 74.9万/坪 (138坪) | 59.3万/坪 (143坪) |
| 新検見川駅 | 32.1万/坪 (60.0坪) | 71.7万/坪 (77.4坪) | 43.3万/坪 (31.8坪) |
| 稲毛駅 | 53.4万/坪 (60.7坪) | 59.4万/坪 (40.0坪) | 37.0万/坪 (59.1坪) |
| 西千葉駅 | 75.6万/坪 (63.5坪) | 56.9万/坪 (43.9坪) | 109万/坪 (68.7坪) |
| 千葉駅 | 27.5万/坪 (157坪) | 49.1万/坪 (61.5坪) | 46.0万/坪 (53.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
幕張本郷駅 132.2 万/坪(昨年同期比 +43.5 ％)
幕張本郷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 132万円/坪(40.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +43.5％( +40.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 27.2 坪 (昨年 138.2 坪から -80.3 ％減)。
西千葉駅 75.6 万/坪(昨年同期比 +32.7 ％)
西千葉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.6万円/坪(22.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +32.7％( +18.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 43.9 坪から +44.8 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 16.3 分 → 2024年 22.0 分、+34.7 ％と大きく増加)
津田沼駅 44.5 万/坪(昨年同期比 -70.0 ％)
津田沼駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.5万円/坪(13.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -70.0％( -103.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 28.7 坪から +173.7 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 10.0 分 → 2024年 16.0 分、+60.0 ％と大きく増加)
新検見川駅 32.1 万/坪(昨年同期比 -55.2 ％)
新検見川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.1万円/坪(9.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -55.2％( -39.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -14.3％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 60.0 坪 (昨年 77.4 坪から -22.4 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 8.3 分 → 2024年 13.8 分、+67.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示