【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜3月期のJR総武線 (市川駅~千葉駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.0万円/坪(26.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +13.1%( +10.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 30 件(1年前(2023年)に比べて -68.4%( -65件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 60.9 坪 (昨年 85.2 坪から -28.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。市川駅、本八幡駅、船橋駅、東船橋駅、稲毛駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは西千葉駅で昨年に比べ +103.1 %、坪単価は 130 万円/坪となった。
上位 2 駅(西千葉駅、稲毛駅)は +98.8 %(坪単価 +53.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(新検見川駅、千葉駅)は -57.6 %(坪単価 -50.5 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 6.3 % → 2024年 3.3 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった市川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 143万円/坪(43.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +54.2%( +50.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -76.9%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新検見川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.1万円/坪(8.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -63.0%( -47.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR総武線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
市川駅 | 143万/坪 (61.0坪) | 92.7万/坪 (104坪) | 90.3万/坪 (48.7坪) |
本八幡駅 | 98.1万/坪 (26.5坪) | 77.8万/坪 (69.3坪) | 105万/坪 (47.2坪) |
下総中山駅 | 77.1万/坪 (39.3坪) | 89.2万/坪 (41.6坪) | 58.2万/坪 (82.4坪) |
西船橋駅 | 52.1万/坪 (40.8坪) | 73.8万/坪 (150坪) | 76.1万/坪 (79.2坪) |
船橋駅 | 100万/坪 (41.3坪) | 71.4万/坪 (59.7坪) | 89.1万/坪 (94.8坪) |
東船橋駅 | 114万/坪 (130坪) | 76.8万/坪 (60.1坪) | 122万/坪 (191坪) |
津田沼駅 | 87.2万/坪 (218坪) | 179万/坪 (24.2坪) | 128万/坪 (57.5坪) |
幕張本郷駅 | - | 61.5万/坪 (88.7坪) | 75.8万/坪 (72.6坪) |
幕張駅 | - | 35.6万/坪 (39.3坪) | 80.6万/坪 (57.5坪) |
新検見川駅 | 28.1万/坪 (44.6坪) | 75.8万/坪 (179坪) | 38.3万/坪 (109坪) |
稲毛駅 | 84.7万/坪 (49.9坪) | 43.5万/坪 (84.8坪) | 47.2万/坪 (92.4坪) |
西千葉駅 | 130万/坪 (80.2坪) | 64.2万/坪 (108坪) | 64.5万/坪 (43.9坪) |
千葉駅 | 48.7万/坪 (54.5坪) | 102万/坪 (71.7坪) | 59.0万/坪 (108坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
西千葉駅 130.5 万/坪(昨年同期比 +103.1 %)
西千葉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 130万円/坪(39.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +103.1%( +66.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 80.2 坪 (昨年 108.1 坪から -25.9 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 16.5 分 → 2024年 9.3 分、-43.4 %と大きく減少)
稲毛駅 84.7 万/坪(昨年同期比 +94.5 %)
稲毛駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.7万円/坪(25.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +94.5%( +41.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -71.4%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 84.8 坪から -41.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 29.3 分 → 2024年 15.8 分、-46.2 %と大きく減少)
新検見川駅 28.1 万/坪(昨年同期比 -63.0 %)
新検見川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.1万円/坪(8.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -63.0%( -47.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 44.6 坪 (昨年 179.0 坪から -75.1 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 14.0 分 → 2024年 33.0 分、+135.7 %と大きく増加)
千葉駅 48.7 万/坪(昨年同期比 -52.3 %)
千葉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.7万円/坪(14.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -52.3%( -53.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -63.6%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 71.7 坪から -24.1 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 32.9 分 → 2024年 41.8 分、+26.9 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示