【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜3月期のJR総武線 (市川駅~千葉駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.9万円/坪(23.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +6.2%( +4.5万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 95 件(1年前(2022年)に比べて +1.1%( +1件/坪)と僅かに増加しています。)。
平均土地面積は 85.2 坪 (昨年 87.9 坪から -3.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。下総中山駅、津田沼駅、新検見川駅、千葉駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは新検見川駅で昨年に比べ +97.8 %、坪単価は 75.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(新検見川駅、千葉駅)は +85.4 %(坪単価 +40.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(幕張駅、東船橋駅)は -46.4 %(坪単価 -44.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 28.6 分 → 2023年 20.4 分、-28.7 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 2.1 % → 2023年 6.3 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった津田沼駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 179万円/坪(54.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +40.6%( +51.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて -60.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった幕張駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.6万円/坪(10.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -55.9%( -45.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR総武線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
市川駅 | 92.7万/坪 (104坪) | 90.3万/坪 (48.7坪) | 88.3万/坪 (53.0坪) |
本八幡駅 | 77.8万/坪 (69.3坪) | 105万/坪 (47.2坪) | 95.7万/坪 (39.9坪) |
下総中山駅 | 89.2万/坪 (41.6坪) | 58.2万/坪 (82.4坪) | 56.4万/坪 (49.0坪) |
西船橋駅 | 73.8万/坪 (150坪) | 76.1万/坪 (79.2坪) | 60.3万/坪 (80.9坪) |
船橋駅 | 71.4万/坪 (59.7坪) | 89.1万/坪 (94.8坪) | 34.5万/坪 (92.8坪) |
東船橋駅 | 76.8万/坪 (60.1坪) | 122万/坪 (191坪) | 58.2万/坪 (37.8坪) |
津田沼駅 | 179万/坪 (24.2坪) | 128万/坪 (57.5坪) | 87.7万/坪 (63.1坪) |
幕張本郷駅 | 61.5万/坪 (88.7坪) | 75.8万/坪 (72.6坪) | 42.1万/坪 (49.9坪) |
幕張駅 | 35.6万/坪 (39.3坪) | 80.6万/坪 (57.5坪) | 47.1万/坪 (47.4坪) |
新検見川駅 | 75.8万/坪 (179坪) | 38.3万/坪 (109坪) | 46.1万/坪 (82.2坪) |
稲毛駅 | 43.5万/坪 (84.8坪) | 47.2万/坪 (92.4坪) | 37.2万/坪 (92.9坪) |
西千葉駅 | 64.2万/坪 (108坪) | 64.5万/坪 (43.9坪) | 71.6万/坪 (59.0坪) |
千葉駅 | 102万/坪 (71.7坪) | 59.0万/坪 (108坪) | 63.8万/坪 (73.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新検見川駅 75.8 万/坪(昨年同期比 +97.8 %)
新検見川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.8万円/坪(22.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +97.8%( +37.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2022年)に比べて -33.3%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 179.0 坪 (昨年 108.7 坪から +64.6 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 29.7 分 → 2023年 14.0 分、-52.8 %と大きく減少)
千葉駅 102.0 万/坪(昨年同期比 +73.0 %)
千葉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 102万円/坪(30.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +73.0%( +43.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 71.7 坪 (昨年 108.0 坪から -33.6 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 54.4 分 → 2023年 32.9 分、-39.5 %と大きく減少)
幕張駅 35.6 万/坪(昨年同期比 -55.9 %)
幕張駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.6万円/坪(10.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -55.9%( -45.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 39.3 坪 (昨年 57.5 坪から -31.6 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 9.0 分 → 2023年 5.0 分、-44.4 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 % → 2023年 100.0 %)
東船橋駅 76.8 万/坪(昨年同期比 -36.9 %)
東船橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.8万円/坪(23.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -36.9%( -44.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2022年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 60.1 坪 (昨年 191.1 坪から -68.5 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 7.0 分 → 2023年 10.8 分、+53.6 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示