【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜3月期のJR総武線 (市川駅~千葉駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.5万円/坪(21.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +11.9%( +7.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 94 件(1年前(2021年)に比べて -13.8%( -15件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 87.9 坪 (昨年 65.6 坪から +34.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全体的に上昇基調。西船橋駅、津田沼駅、幕張本郷駅、幕張駅、稲毛駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは船橋駅で昨年に比べ +158.3 %、坪単価は 89.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(船橋駅、東船橋駅)は +133.7 %(坪単価 +59.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(新検見川駅、西千葉駅)は -13.4 %(坪単価 -7.5 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 20.1 分 → 2022年 28.6 分、+42.4 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 4.6 % → 2022年 2.1 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった津田沼駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 128万円/坪(38.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +45.5%( +39.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて +25.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新検見川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.3万円/坪(11.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -16.9%( -7.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2021年)に比べて -18.2%( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
JR総武線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
市川駅 | 90.3万/坪 (48.7坪) | 88.3万/坪 (53.0坪) | 84.2万/坪 (60.3坪) |
本八幡駅 | 105万/坪 (47.2坪) | 95.7万/坪 (39.9坪) | 74.2万/坪 (53.7坪) |
下総中山駅 | 58.2万/坪 (82.4坪) | 56.4万/坪 (49.0坪) | 118万/坪 (67.1坪) |
西船橋駅 | 76.1万/坪 (79.2坪) | 60.3万/坪 (80.9坪) | 96.9万/坪 (99.1坪) |
船橋駅 | 89.1万/坪 (94.8坪) | 34.5万/坪 (92.8坪) | 56.2万/坪 (87.8坪) |
東船橋駅 | 122万/坪 (191坪) | 58.2万/坪 (37.8坪) | 99.7万/坪 (169坪) |
津田沼駅 | 128万/坪 (57.5坪) | 87.7万/坪 (63.1坪) | 48.5万/坪 (31.0坪) |
幕張本郷駅 | 75.8万/坪 (72.6坪) | 42.1万/坪 (49.9坪) | 90.6万/坪 (57.5坪) |
幕張駅 | 80.6万/坪 (57.5坪) | 47.1万/坪 (47.4坪) | 61.9万/坪 (118坪) |
新検見川駅 | 38.3万/坪 (109坪) | 46.1万/坪 (82.2坪) | 57.8万/坪 (125坪) |
稲毛駅 | 47.2万/坪 (92.4坪) | 37.2万/坪 (92.9坪) | 50.0万/坪 (137坪) |
西千葉駅 | 64.5万/坪 (43.9坪) | 71.6万/坪 (59.0坪) | 70.7万/坪 (47.1坪) |
千葉駅 | 59.0万/坪 (108坪) | 63.8万/坪 (73.6坪) | 45.9万/坪 (119坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
船橋駅 89.1 万/坪(昨年同期比 +158.3 %)
船橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.1万円/坪(26.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +158.3%( +54.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2021年)に比べて +200.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 94.8 坪 (昨年 92.8 坪から +2.2 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 13.0 分 → 2022年 18.4 分、+41.9 %と大きく増加)
東船橋駅 121.7 万/坪(昨年同期比 +109.1 %)
東船橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 122万円/坪(36.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +109.1%( +63.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 191.1 坪 (昨年 37.8 坪から +405.3 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 8.0 分 → 2022年 7.0 分、-12.5 %と減少)
新検見川駅 38.3 万/坪(昨年同期比 -16.9 %)
新検見川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.3万円/坪(11.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -16.9%( -7.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2021年)に比べて -18.2%( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 108.7 坪 (昨年 82.2 坪から +32.2 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 11.2 分 → 2022年 29.7 分、+165.3 %と大きく増加)
西千葉駅 64.5 万/坪(昨年同期比 -10.0 %)
西千葉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.5万円/坪(19.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -10.0%( -7.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -71.4%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 43.9 坪 (昨年 59.0 坪から -25.6 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 12.3 分 → 2022年 20.0 分、+62.8 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示